公式メルマガ10/27号・配信!

毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日! 今週号の内容は…

1.合格ラボ!

各出版社から発刊されている直前予想問題集を活用しよう!

2.真・簿記トラの穴

本試験で間違えやすい箇所の第2弾は損益の整理(経過勘定)について。2級受験予定者の中にもあやふやな人がいる!?

3.編集後記

今週号のハイライト

決算時に行う前払費用、前受収益、未払費用、未収収益といった経過勘定項目の処理の中で特に頻繁に出題され、かつ、間違えやすいのが支払保険料などの前払費用の処理だ。
どういった箇所で間違えやすいのかを具体的な例題で確認してみよう。

 

設問の言い回しに注意!

損益の整理は3級なら第5問、2級なら第3問の精算表(または財務諸表)の作成問題で出題されるケースが多いが、その際の設問の言い回しに注意が必要だ。
例えば次のような設問があったとしよう。

[設問1]期中の9月1日に向こう12か月分の保険料を現金で支払った。なお、決算整理前残高試算表の支払保険料勘定の残高は借方に12,000円となっている。当期の会計期間は1月1日から12月31日までである。

この場合、当期分の支払保険料は9月1日から12月31日までの4ヶ月分で、残りの8ヶ月分が翌期分となる。したがって、この8ヶ月分を前払保険料(または前払費用)勘定に振替えて翌期へ繰り越す必要がある。
そこで次期に繰り延べる8ヶ月分を次のように計算し仕訳することになる。

12,000円×(8ヶ月/12か月)=9,600円

(借方)前払保険料 9,600 /(貸方)支払保険料 9,600

ここまでは基本的な処理の復習なのでOKだろう。
ところが、本試験では次のような言い回しの設問が過去に何度も繰り返し出題されている。

[設問2]当社は毎年9月1日に向こう12か月分の保険料を現金で支払っている。なお、決算整理前残高試算表の支払保険料勘定の残高は借方に12,000円となっている。当期の会計期間は1月1日から12月31日までである。

この場合も9月1日から12月31日までの4ヶ月分が当期分で、残りの8ヶ月分が翌期分であることは設問1と同じなのだが、だからと言って次期に繰り延べる前払保険料を設問1の時と同じように計算すると間違えることになる。

なぜ、12,000円×(8ヶ月/12か月)=9,600円ではいけないのだろうか?……続きはメルマガで

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