【コラム】公認教材が届いたよ!

 

先日注文した日商簿記検定3級の「公認教材」が届いたので早速レビュー。

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結論からいうと、さすが公認教材!ってくらいに、このテキストむっちゃくちゃイイです!!

市販の○○シリーズみたいに可愛いキャラクターや挿絵はないけど、
ポイントを押さえたシンプルな作りには凄く好感が持てます。

本文は高校の教科書みたいな「いかにも」な硬めの文体ですが、
まとまった読みやすい文章なのであっさりと読めます。
さらに、わかりやすい勘定図や実物大の小切・手形などの見本もついているのもGoodですね。

簿記に限らず、何ごとも実物を見たり触ったりするのが一番(^^)
例えば手形なんて

「裏書ってこんなふうに書くんだ?、へぇー。」

ってな感じで、実物を触ると記憶に残り理解も深まるものです。
単に文章だけを読んで知った気になるのとは大違いなのですよ。

ただ、この手の学校の教科書的なテキストは好き嫌いがはっきりしますので、
「うーん、ちょっと合わないかも…。」って人にはダメかもしれませんねぇ(^_^;)

でもね、商業高校で使っているようなこの手のテキストが、実は一番わかりやすかったりするんですよ。

さすがというか、何と言うか、本当によく作りこんであります。

クドクドとした余計な説明は無く、しかしポイントはしっかりと押さえてある…。
個人的なランキングだと、かなり上位ランクのテキストです。

そうそう、私が大学院生だったころ、修士論文のための資料で商業高校で使う簿記テキストを取り寄せたことがあって、その時にも同じような感想を持ったのを思い出しました。

そういえば、あのテキストはどこにいったんだろう。

二十年近く貸しっぱになっているような気が…。

というか、誰に貸したんだっけ…(;・∀・)ハッ?

おっと、ちょっと脱線しましたが話を元に戻しましょう。

テキストには練習問題がセットで付いてくるのですが、これだけでは問題量がかなり不足します。
このテキストで勉強しようかと考えている人は、市販のワークブックのような個別問題集を別途用意してくださいね。

で、最大のネックがこれ。

普通の本屋さんで売ってない」ことと、

「日商簿記3級のテキストしかない」こと。

まぁ、本屋で売ってなくてもインターネットの通販で手に入れることができるので良いのですが、
送料や代引き手数料を加えるとちょっと割高な気がします。

もしかしたら商工会議所の窓口で販売しているかもしれませんので、
お近くの商工会議所に問い合わせてみても良いでしょう。

でもって決定的なのが「日商簿記3級」だけってこと。

こればっかりは仕方がないことなのですが、本当に残念です。

ただ、どうしてもこの手のテキストが良いって人は、
商業高校で使っている簿記のテキストを手に入れるというのも一つの方法です。

この手のテキストは高校教科書を取り扱っている書店で注文することができます。
また、店頭に在庫があるケースもありますので覗いてみてはいかがでしょう。

たしか、熊本市内なら上通の「まるぶん書店」さんが高校教科書を取り扱っていた記憶があります。

その他の地域の方は、お近くの本屋さんに問い合わせてみてください。

結論。

こんなに褒めといてアレなんですが、
まぁ、市販されているテキストも良く出来ていますので、このテキストにこだわる必要はありません(笑)

実際、取り寄せの手間や金額を考えると、近くの本屋で○○シリーズのテキスト・問題集を買ってきた方が手っ取り早いですもんね。

それに○○シリーズなら、使っている人も多いのでインターネットで質問したり解説を検索するのにも便利です。

残念ながら「優れている」から良書だとは限らないのです。
やはり、「ユーザーが多い」ことが一番!

皆が使っている=情報量が多い

これがテキスト選びの基本ですかね、やっぱり。