公式メルマガ12/16号・配信!

 

毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日!
今週号の内容は…

1.真・簿記トラの穴

簿記検定合格のための5か条とは!?
合格したいならコレを読むべし!!

2.合格ラボ

そろそろ注意しておきたい『固定資産の割賦購入』。
その仕訳ポイントとは?

3.第145回簿記検定向け☆特別講座のご案内

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4.編集後記

 

今週号のハイライト

ソフトウェア、クレジット売掛金、売上原価対立法、収益の認識基準(検収基準)。
これらは今年度から追加された2級の新出題範囲のうち、過去2回の簿記検定で出題された項目だ。

もちろん、これら以外にも新しく追加された項目はあるのだが、その中で特に気を付けなければならないものの一つに固定資産の割賦購入がある。

実のところ、固定資産の割賦購入は今までの簿記検定2級の区分表には明示されていなかったものの、これまでも試験範囲に含まれていたシークレットアイテム的な存在なのだ。
それが今回の改定で明示されることとなったため、本試験での出題の可能性がグッと高まった

次回の第145回簿記検定は新出題範囲になって3回目を迎える試験だ。
固定資産の割賦購入に関する設問に、そろそろ気を付けておいたほうが良いだろう。

 

有形固定資産の割賦購入とは?

有形固定資産を分割払いで購入することを割賦購入という。
この場合、その支払総額は一括払いで購入した場合よりも高くなるのが一般的だ。例えばA機械を現金一括払いで購入する場合の支払総額は¥600,000で、12回(12ヶ月)の分割払いだと¥618,000になるといった具合である。

そして(ここが重要なのだが)、この時の差額¥18,000は利息的な性格を有しているため、原則として有形固定資産の取得原価に含めずに、利息として区分して処理することになるのだ。

さて、上記で利息的な性格という言葉を使ったが、この意味がピンとこない人もいるかもしれない。そのような場合は次のように考えてみてはどうだろうか。

例えば、あなたが取引先に¥600,000の商品を売却したとする。代金を一括で支払ってもらえるのであれば、受け取る金額は当然¥600,000だ。しかし、相手が12回(12ヶ月)の分割を希望している場合、あなたは商品代金¥600,000を単純に12回で割った月々¥50,000の支払いで良しとするだろうか?

私だったらそんなことはしない。
もし、一括払いで受け取った¥600,000を年利3%の銀行預金に預けたとしたら、12ヶ月後にいくらになるだろう?
そう、¥600,000×(1+0.03)=¥618,000になるはずだ。つまり、現時点での¥600,000は12ヶ月後には¥618,000の価値になるのである。

したがって、一括で支払ってもらえるのであれば代金は¥600,000でOKだが、分割ならば支払い総額が12ヶ月分の利息込みの¥618,000になるようにするのが一般的なのである。

ただし、同じ固定資産の取得原価が支払い方法の違いによって異なるというのもおかしな話しだろう。
同じ固定資産である以上、一括支払いであっても分割払いであっても、その価値は同じでなければ公平性を欠くというものだ。
そこで、分割購入の場合は有形固定資産の取得原価に『分割購入による利息部分を含めずに区分して処理する』ことを原則としているのである。

 

仕訳のポイントはココだ!

仕訳そのものはハッキリ言って難しくないので心配は不要だ。
なお、耳慣れない言葉として『現金正価(げんきんせいか)』という表現が出てくるが、これは現金一括購入の場合の金額を指す言葉である。初めて耳にしたという人はこの場で憶えてしまおう。

さて、割賦購入の仕訳ポイントはズバリ、利息の処理である。
次の例題で購入時と決済時の具体的な仕訳と、その仕訳ポイントを確認してみよう……続きはメルマガで

 

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