公式メルマガ3/31号・配信!

毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日! 今週号の内容は…

1.真・簿記トラの穴

2級で出題されるリース会計とは?
所有権移転外ファイナンス・リース取引とオペレーティング・リース取引の会計処理のポイントを解説!

2.理解度チェック&再受験のためのフォローアップ講座開講!

不得意項目の詳細な解説や具体的な解法などを、基礎から応用までの多角的な視点で学習するフォローアップ講座の受講生を募集します。
もちろん、検定受験に必須である『合格解答を作成するためのポイント』もあります!

3.編集後記

今週号のハイライト

6月の簿記検定から2級の出題範囲となるリース取引だが、2級で出題されるのは一部のリース取引のみとなっている。さらに計算方法も簡便な方法のみなので、2級の試験対策としては難易度はやや低めかといったところだ。
とはいえ、いくつかの注意点があるので、ポイントを押さえて確実に自分のモノにしておこう。

 

リース取引とは?

リース取引とは、建物や備品など特定の物件の所有者である貸手(リース会社)が借手に対して当該資産を使用する権利を与え、借手はその使用料を貸手に支払う取引のことである。

また、リース取引は契約要件によりファイナンス・リース取引オペレーティング・リース取引の二つに分類され、それぞれ会計処理が異なるため注意が必要だ。

 

ファイナンス・リース取引とは?

解約不能(ノンキャンセラブル)』と『フルペイアウト』という二つの要件を満たすリース取引をファイナンス・リース取引という。
簡単に言えば契約の解約が不能で、かつ、リース物件の使用にかかる諸経費を借手が実質的に負担するリース取引ということとになる。

ポイントは、この二つの要件を満たすものがファイナンス・リース取引に該当するという点であり、これらの要件の片方しか満たさない、または両方ともに満たさない場合は後述するオペレーティング・リースに該当する。

また、本試験では用語を問う穴埋め形式の出題も考えられるため、試験対策として『解約不能(ノンキャンセラブル)』と『フルペイアウト』という二つのキーワードを頭に入れておこう。

◎リース取引の判断ポイント

重要キーワード解約不要フルペイアウト

・この二つを満たすもの → ファイナンス・リース取引
・上記以外 → オペレーティング・リース取引

なお、ファイナンス・リース取引は、借手に所有権が移転するかどうかにより所有権移転ファイナンス・リース取引と所有権移転外ファイナンス・リース取引の二つに分類されるが、2級では出題範囲の記載内容からこのうち所有権移転外ファイナンス・リース取引が出題される。

これらの字面だけ眺めていると難易度が高そうに感じるが、要はリース物件を借りて、そのリース料を支払うという単純な会計処理を行うだけなので難しく考える必要はない。

 

リース取引の会計処理

ファイナンス・リース取引とそれ以外のリース取引とでは先にも述べたように会計処理方法が異なるので注意が必要だ。

ファイナンス・リース取引はリースという形式ではあるものの、解約不能であることと物件にかかる諸経費を負担しなければならないという点から、実質的には固定資産を割賦購入しているのと同じであるとみなして会計処理を行う。要はリース会社から分割払いで購入していると考えるのだ。

したがって固定資産の割賦購入と同様に、リース物件を“リース資産”という固定資産として計上するとともに、決算時に減価償却を行うことになる(これを売買処理という)。

それ以外のリース取引は単純に固定資産を借りているだけなので、支払ったリース料(いわゆる借り賃)を“支払リース料”として費用処理するだけで良い(これを賃貸借処理という)。

それでは具体例を使って取引の仕訳を確認してみよう……続きはメルマガで

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