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毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日! 今週号の内容は…

1.真・簿記トラの穴

簿記検定受験生が知っておくべき小切手のバリエーションとは?

2.お知らせ

3.編集後記

今週号のハイライト

11月に施行される150回日商簿記検定に向け、商業簿記における3・2級の各論点別のポイントと学習のヒントを論点別学習ポイントと銘打ってこれから順次紹介してみようと思う。

・どういった箇所が間違えやすいのか?
・どのような点に注意して学習を進めればよいのか?

上記の点を中心に話を進めていくつもりなので、あなたの簿記学習の参考にしていただければ幸いだ。

 

現金預金を学習する際のポイント

現金預金の基本的な内容は3級で学習するが、その中でも特に小切手に関するミスが目立つようだ。
一言で小切手と言っても様々なバリエーションがあるため、それぞれの意味を確認したうえで正しい処理ができるようになっておこう。

簿記検定では次のような小切手に関する設問が出題されやすい。
3級では自己振出小切手を、2級では先日付小切手以降の各項目について確認しておくと良いだろう。

◎自己振出小切手
◎先日付小切手
◎未渡小切手
◎未取付小切手
◎未取立小切手

それでは、それぞれの内容と処理方法を順に確認してみることにしよう。

 

自己振出小切手

自己振出小切手は自己名義の当座預金から現金を引き出す場合に使われる小切手である。
商品の仕入代金等を支払う際に“小切手を振り出して支払った”とあるアレだ。

小切手の振出しや決済の処理については殆どの人がミスをすることはないが、自己振出小切手を受け取った際の処理になると途端に正解率が落ちる傾向にある。

ご存知の通り小切手は第三者に譲渡することができる。
すると、代金支払いのために振り出した小切手が次々に裏書譲渡され、巡り巡って最終的に自分の手許に戻ってくるということもあり得るのだ(もちろん、このようなケースは実務では珍しいのだが、簿記検定では好んで出題されるパターンだ)。
小切手の振出しと自己振出小切手を受け取った際の仕訳を順を追って確認すると次のようになる。

(1)小切手の振出し時の仕訳例(※買掛金の支払いとして振出)

(借方)買掛金 100,000 /(貸方)当座預金 100,000

(2)掛け代金の回収として先の自己振出小切手を受け取った際の仕訳例

(借方)当座預金 100,000 /(貸方)売掛金 100,000

この時、注意すべきは(2)の借方側の当座預金勘定である
通常、小切手を受け取った際は原則現金扱いなのだが、自己振出小切手は現金ではなく当座預金勘定で処理をする。
なぜなら(1)で振り出した小切手を(2)で回収したということは、その小切手を使ってお金を引き出す人がいなくなったということであり「当座預金の減少処理を取り消す=当座預金の増加」という処理が必要になるからだ。
このパターンの設問は特に3級で頻繁に出題されるので注意が必要となる……続きはメルマガで

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