公式メルマガ8/23号・配信!

毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日! 今週号の内容は…

1.お知らせ

◎スクールの授業内容が難しくてついていくだけで精一杯。
◎独学で勉強しているがテキストの解説だけでは納得できず理解が深まらない気がする。

11月検定に向けて簿記の勉強を頑張っているつもりだけど、このままじゃあ合格できる気がしない……そんな不安な気持ちになることってありませんか。

2.簿記初学者のための いろはの“い”

今回は他人振出し小切手と自己振出小切手の違いとその会計処理について解説します。

3.編集後記

今週号のハイライト

簿記会計では次のものを現金として取り扱う。

通貨,他人振出小切手,送金小切手,郵便為替証書,受取配当金領収書,期限が到来した公社債の利札など

中でも注意したいのが“小切手”の取り扱いだ。
簿記検定では設問文章のちょっとした言い回しの違いで取引内容の意味が変わってくるため、仕訳を行う際には十分に気を付けなければならない。

他人振出小切手は原則として現金勘定で処理

他人振出小切手とは自分(当社)以外の他人(他社)が振り出した(発行した)小切手のことだ。
小切手は通貨代用証券ともいい、金融機関でいつでも換金・第三者に譲渡できるため、これを受け取った際には通貨と同様に現金勘定で処理することになっている。
簿記検定では次のような設問文で出題される。

[設問例1]得意先熊本商店の売掛金100,000円の回収として同店振出しの小切手を受け取った。この取引の仕訳を行いなさい。

文章中の“同店振出しの小切手”という文言により、この小切手が熊本商店振出しの小切手(他人振出小切手)だということが解る。したがって解答の仕訳は次のようになる。

(借方)現 金 100,000
(貸方)売掛金 100,000

では、次のような文章ではどうなるだろう。

[設問例2]得意先熊本商店の売掛金100,000円の回収として同店振出しの小切手を受け取り、ただちに普通預金口座へ預け入れた。この取引の仕訳を行いなさい。

今度は“ただちに普通預金口座へ預け入れた”という文言が追加されている。
このような場合は現金勘定で処理するのではなく、次のように普通預金勘定で処理を行うことになる。

(借方)普通預金 100,000
(貸方)売掛金  100,000

はて、他人振出小切手は現金勘定で処理するはずなのに、なぜ現金勘定ではなく普通預金勘定を用いるのだろうか。
その答えは取引内容を順を追って考えると理解できる。

(1)他人振出小切手は現金扱いなので受取時は原則通り現金勘定で処理をする。

(借方)現 金 100,000
(貸方)売掛金 100,000

(2)その後、続けて普通預金口座に預け入れるため次の仕訳が行われる。

(借方)普通預金 100,000
(貸方)現  金 100,000

今回の設問では上記の(1)と(2)の取引が同時に行われるため、これらの仕訳を一つにまとめたものが解答の仕訳となるのである(※(1)(2)の仕訳を一つにまとめると借方と貸方の現金勘定が相殺されて解答の仕訳となる)。

 

間違いやすい自己振出小切手の処理に注意!

小切手関連で最も間違いやすいのが自己振出小切手の取り扱いだろう。
自己振出小切手とは自分(当社)が振り出した小切手が何らかの理由により戻ってきたものをいうのだが、これを受け取った際の仕訳を間違える人が多いため検定試験では特に注意が必要だ。
注意ポイントを具体的な例題を使って確認してみよう……続きはメルマガで

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