公式メルマガ12/13号・配信!

毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日! 今週号の内容は…

1.簿記初学者のための いろはの“い”

費用の前払いと収益の前受け。
これって一体何だろう?

2.合格ラボ!

簿記学習のヒントとポイントが満載の「出題の意図・講評」。
これを読まずして簿記検定は受験できません!

3.編集後記

 

今週号のハイライト

簿記では一会計期間の費用・収益の発生高を正しく把握して純損益を計算しなければならないが、費用・収益の発生と現金収支が必ずしも一致するわけではない。
そこで一会計期間の損益を正しく把握するために、現金の収支に関係なく当期分の費用・収益の金額を正しい発生高に修正する必要がある。この手続きを「損益の整理」という。

この損益の整理に関する会計処理(主に仕訳)について、ネット上のSNSや簿記検定向け情報の中には修正仕訳を単純に語呂あわせで丸暗記してしまおうというものも多く見受けられる。
もちろん私も語呂あわせは使用するし、授業でも教えている。語呂あわせがダメだと言っているのではない。
あくまで語呂あわせはテクニックの一つであって、意味が解っていなければ役に立たないということを知っておいて欲しのだ。

そう、どんなに便利な道具でも使い方を知らなければ無用の長物でしかないのと同じだ。

ここはしっかりと腰を据えて修正仕訳の“意味”を考えて欲しい。
なぜなら近年の試験ではこの論点を尋ねる設問が多く、以前とは比較にならないくらいにその重要度が増しているからである。

そこで今回と次回との2回に分けてじっくりと損益の整理について考えてみることにしよう。

費用の前払いとは

現金支出額を費用として計上していても、その全額が当期分の費用になるとは限らない。
例えば9月1日に向こう6ヶ月分の保険料¥6,000を支払ったとしよう。その時の仕訳は次のようになるはずだ。

(借方)支払保険料 6,000
(貸方)現   金 6,000

続いて12月31日の決算を迎えた際に上記の支払保険料勘定について何も処理をしなければ、その全額¥6,000が当期の費用として損益勘定へ振り替えられ純損益が算定されることになる。

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