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「公式メルマガ」発行しました! 今週号の内容は…

1.簿記初学者のための いろはの“い”

剰余金の処分に関する処理、難しいと感じている人はいませんか?
でも安心してください。たったの2つのポイントを押さえるだけで、その悩みとサヨナラできます!

2.編集後記

 

今週号のハイライト

剰余金の処分に関する設問を解いているうちに「あれ?どうだったっけ」となったことはないだろうか。
また、会計処理方法がイマイチよく解らなくて悩んでいるという人もいるかもしれない。

でも安心してほしい。
これからお話しする“たった2つのポイント”を押さえるだけで、そんな悩みとおさらばできるのだ!

ポイントその1:線表を利用する

今回に限らず、簿記では「いつ、どのような取引が発生したのか」といった時系列の流れを意識することが重要だ。その時に利用するのが線表という時系列を確認するための次のような図である。

期首4/1            決算日3/31
──┼────────────────┼───

剰余金の処分に関しては、まずは下図のような線表を書いて処理の流れを確認することが肝心だ。
この図を書くことが剰余金の処分を間違えずに解答するための一つ目のポイントとなる。

3/31決算日  株主総会     3/31決算日
──┼──────×───────────┼───
(1)    (2)         (3)

ちなみに(1)~(3)では次のような取引が生じている。

(1)決算日→当期純損益を繰越利益剰余金へ振替える
(2)決算日より3ヶ月以内に行われる定時株主総会→繰越利益剰余金の処分
(3)決算日→当期純損益を繰越利益剰余金へ振替える

ポイントその2:(1)~(3)の仕訳を行うと同時に“繰越利益勘定に転記”する

先の線表で取引の流れが確認できたら、(1)~(3)の仕訳を行うと同時に実際に繰越利益剰余金勘定に転記してみよう。
これから例題を使って具体的な手順を解説してみるので、あなたも手元のノートに同じように書き出してみてほしい。

(1)下関商事株式会社は、当期純利益¥2,000,000を計上した。ただし、繰越利益剰余金勘定の貸方残高が¥300,000ある。

まず、当期純利益¥2,000,000を下記の仕訳で損益勘定から繰越利益剰余金勘定へ振り替える。

(借方)損     益 2,000,000
(貸方)繰越利益剰余金 2,000,000

続けて、この仕訳に基づいて繰越利益勘定に転記するのだが、設問に「繰越利益剰余金勘定の貸方残高が¥300,000ある」とあるので注意が必要だ(※図がズレる場合はフォントを等幅に変更してください)。

あああああああ繰越利益剰余金
──────────┬──────────
ああああああああああ│      300,000 ←ここに注意!
ああああああああああ│(1)損益 2,000,000
ああああああああああ

 

さらに、(1)は決算日なので上記の繰越利益剰余金勘定を以下のように締め切る。

 

あああああああ繰越利益剰余金
──────────┬──────────
次期繰越 2,300,000 │      300,000
ああああああああああ│(1)損益  2,000,000
あああああ─────│     ─────
あああああ2,300,000 │     2,300,000
あああああ=====│     =====
ああああああああああ│前期繰越 2,300,000

 

ここまでOKだろうか。では、続けよう……続きはメルマガで

 

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