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ブログで学ぶ〜日商簿記2級チャレンジ #32 平成28年新範囲解説編その1 クレジット売掛金を攻略!

ここ最近、平成28年度から新たに追加された新範囲について質問が多いため、工業簿記は一旦お休みして当ブログでも今回から数回に渡って日商簿記検定2級の新範囲をざっと解説しておこう。
第1回目は『クレジット売掛金』についてだ。

 

クレジット売掛金とは?

名前の通りクレジットカードを使った取引で発生する売掛金(未収入金)のことである。
学習のポイントは何と言っても「取引の流れを理解すること」である。まずは 以下の例題で取引の流れを追ってみることにしよう。

(1)A商店は商品¥100,000 をクレジット払いの条件で販売した。
→ この時、A商店は売上を計上するが、代金は後日クレジット会社から受け取ることになる。

(2)A商店はクレジット会社から代金を回収した。この時、クレジット会社への手数料(販売代金 の4%)が差し引かれた。  
→ 売掛金の回収と同時に支払手数料の支払いという取引が生じる。この支払手数料の支払いと いうのがクレジット売掛金の仕訳ポイントになるので注意が必要だ!

(3)お客がクレジット会社に商品代金¥100,000 を支払った。  
→ この取引はお客とクレジット会社の相互間で行わるため、A社は何も処理する必要がない(A社の取引ではないため)。

このようにクレジットカードを使った取引の流れをチェックしてみると、A社の会計処理は (1)販売時と(2)代金回収時のみとなることが理解できるだろう。
ポイントは(2)の代金回収時に手数料が差し引かれるところだ。仕訳の際にはここが最大の注意点となる。

 

クレジット販売の仕訳例

それでは上記の取引例に基づいて実際の仕訳を確認してみよう。

(1)商品の売上時

(借方)クレジット売掛金※  100,000  / (貸方)売上  100,000

※一般販売の売掛金と区別するために「クレジット売掛金」勘定を用いる。

(2)代金回収時

(借方)現金預金   96,000  / (貸方)クレジット売掛金  100,000
(借方)支払手数料  4,000※

※支払手数料=100,000×4%=4,000
なお、手数料は原則店側(A社)負担となるため支払手数料勘定 (費用)で処理すること!

要は売掛金(クジレット売掛金)の増加とその回収という3級レベルの基本的な取引なのだが、クレジットカードを使った取引では手数料の支払いが加わるところがポイントとなる。
また、手数料の支払いに関しては上記仕訳例のように代金回収時に支払う場合もあれば、次の例題のように商品売上時の条件として販売時に計上する場合もあるため注意が必要である。
検定試験では引っ掛けポイントとなるので特に気をつけなければならないだろう。

[例題]A商店は商品¥100,000 をクレジット払いの条件で販売した。なお、クレジット会社へ の手数料(販売代金の4%)は販売時に計上する。

・販売時の仕訳例

(借方)クレジット売掛金  96,000  / (貸方)売上  100,000
(借方)支払手数料       4,000※

※クレジット会社への手数料を「販売時に計上する」という指示があるため、上記仕訳例のように 販売時に支払手数料を計上することになる。

 

まとめ

正直、クレジット売掛金の処理そのものは大した内容ではない。実質的に3級レベルの内容だ。
学習のポイントは手数料の支払いに関する処理部分だろう。
代金回収時に支払手数料を計上するのか、はたまた販売時に支払手数料を計上するのか。この点については問題文に必ず指示があるので、この点を見落とさなければ十分に得点できるはずだ。

 

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