ブログで学ぶ〜日商簿記2級チャレンジ

第138回日商簿記検定で2級を目指す人が知っておくべき4つのポイント&プラスα

6月施行の第137回簿記検定も終わり、各地商工会議所でも3・2級の結果がほぼ出揃ったこの時期。
合格者は次のステップへ、そうでなかった人は再チャレンジへ向けて次回11月施行の第138回簿記検定を目指し準備を始めているのではないだろうか。

ここで11月の試験まで余裕があるから……なんて、のんびり構えていると試験直前になって慌てることになる。
そこで、次回の簿記検定で2級を目指す人が知っておくべきポイントを改めて確認しておくことにしよう。

 

2級を目指す人が知っておくべき4つのポイント

これは以前に同じ内容の記事を書いているのでそちらを参照してもらえばよいのだが、そんなの面倒だという人のためにポイントだけ書き出しておく。細かな内容を確認したい方は改めて前回の記事を読んで欲しい。

 

ポイントその1~試験までの学習スケジュールをざっくりと計画する

毎日十分な時間を簿記学習に充てることができる人は別として、ビジネスマンや各種活動を行っている人は1日に勉強できる時間というのは限られている。
2級に限らず簿記の合否を最後に左右するのは正直言って問題をこなした量だ。
そのことを考えると、最低でも試験の1ヶ月前までには一通りテキストを終了させて、試験まで十分な問題演習をこなせる時間を確保しなければならないのだ。

そこで、10月半ば(第138回簿記検定は11月16日に施行)にはテキストを終わらせることができるよう、逆算して学習スケジュールを立てる必要がある。

2級の学習時間は一般的に200時間程度と言われており、大手資格スクールの総授業時間もそのくらいで設定してある。
もちろん、この時間の中には問題演習や模擬問題演習の時間も含まれているので、テキストの内容を一通り終わらせるだけなら100時間程度をみておけば良いだろう。
毎日2時間勉強できるのなら、ざっくり計算して約2ヶ月で商業簿記・工業簿記を終わらせることができる計算だ。

だが、毎日が忙しいビジネスマンはそうそう思うようにはいかないのが現実だろう。
自分が勉強できるペースを考えて学習スケジュールを計画しよう。この時に、スケジュールをざっくりと計画するというのがポイントだ。なぜなら、途中で何だかんだでスケジュールの変更が余儀なくされるだろうから、フレキシブルに対応できるよう大まかなスケジュールで十分なのだ。

 

ポイントその2~細かな論点には深入りしない

はじめはテキストを一通り終わらせて、大まかに全体の流れを把握することが重要だ。
その際に重箱の隅を突くような勉強をしていたのではちっとも先に進めない。
もちろん、細かく調べて納得できなければ先に進めない!という人もいるだろうが、ここはできればスルーしてもらいたいところだ。

細かな論点は問題演習や模擬問題をやり始めると嫌でも調べなければならなくなる。
それからで十分なのだ。

まずはテキストに一通り目を通して、全体の流れやイメージを把握する。
これが最優先だ。

 

ポイントその3~一日一仕訳が合言葉

簿記の学習は毎日の継続が大切。
土日だけ時間をたっぷり掛けて勉強するより、一日5分でも良いので毎日継続する方が記憶に残るもの。
簿記は仕訳に始まり仕訳に終わる。
集計力も大切だけど、最後にものを言うのはやはり仕訳力なのだ。

この仕訳力を身につけるためにも、少なくても一日一問は仕訳問題を解く習慣をつけよう。
このとき役にたつのが次のような仕訳問題集。一冊手元においておくと便利だ。
もちろん、当ブログでも仕訳問題集を無料配布しているので是非活用して欲しい!
 

 

ポイントその4~モチベーションを維持する

2級の学習を挫折する最大の原因はモチベーションの低下。
学習に対するモチベーションを如何に持続させるか?
これが最大のポイントだ。

スクールに通っているのであれば周りの受講生や教室に通うといった状況が刺激になるのだが、独学で学習を進めている人にとっては最も難しい部分でもある。

ただ、最近ではGoogle+やFacebookをはじめとしたネット上の各種コミュニティも数多く存在するため、関連のコミュニティサイトに参加するのも一つの手だろう。

当サイトでも先日、質問&回答(Q&A)コミュニティサイトを立ち上げたばかりだ。
始まったばかりのコミュニティだが、是非活用して欲しい。

質問&回答コミュニティサイト-簿記のギモンをみんなで解決!

 

ポイント・プラスα

簿記は暗記なのか?

簿記検定というと一昔前までは「問題集を一通りやっとけば受かるよ」とか「簿記って暗記でしょ?パターン暗記で合格できるよ」なんて言われていたものだ。

確かに10年前まではそんな感じの出題も多かったのだが、今は違う。
最近の出題では簿記の基本ルールを正しく身につけているかを問う設問が多くなっており、単なる暗記学習やパターン学習による受験者を排除する傾向にあるのだ。

この点は商工会議所が検定試験の後に発表する「検定問題の出題の意図」でも何度も言及されており、今後もますますこの傾向は強くなっていくことだろう。

 

簿記検定は必ず合格できる

ここでいう簿記の基本ルールとは仕訳と転記のルールや主要簿・補助簿の記入ルール、簿記一巡の流れ(手続き)など本当に基礎的なことである。

これから簿記を学ぶ人や3級に合格したものの仕訳の意味がよく理解できていないかも?と感じている人は、上記の点を意識して学習を進めてみよう。

また、巷では前回の試験が簡単だったから次回は難易度が高くなるかも?といった予想があちこちでまことしやかにささやかれるが、そんな話に耳を傾ける必要は一切ない。
簿記検定の設問は基本ルールをしっかり身に着けていれば必ず解答できるように作成されているのだ。
まぁ、たまには捻った問題も出題されるだろうが、それもよくよく考えてみれば「あっ、そうか!」といったものばかりなのだ。

安易な暗記学習やパターン学習にたよることなく、丁寧に学習を進めてきっちり基礎を固めさえすれば簿記検定は必ず合格できる!
幸いにもこの記事を読んだあなたは、ここに第138回日商簿記検定で2級に合格するための第一歩を踏み出したわけだ。
さぁ、あとは知り得た情報を実践するだけ!ファイッ!!

 

最後に

日商簿記検定2級は就転職で役立つ人気資格の一つ。
是非、その目標を達成して欲しいものです。

日商簿記検定2級に合格するために特別な能力や才能は必要ありません。

◎分からない箇所をいつでも教えてもらえる環境
◎勉強を最後までやり通すためのモチベーション

この二つさえあれば誰だって2級を最後まで学び通すことができます。

簿記塾オッジでは11月検定に向けた日商簿記2級講座の受講生を募集しています。
授業はインターネットを使ったマンツーマンのライブ授業!
スマフォやタブレット、パソコンさえあれば、誰でも、どこからでも受講できるのが特徴です。
6月試験での2級合格をご希望の方は今すぐ↓↓こちら↓↓をご確認ください。

今すぐオッジの簿記講座の詳細を確認する