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今週号の内容は…

今週号の目次と内容

1.真・簿記トラの穴
「平成27年度の日商簿記2級試験で気をつけるべきこととは?」

今年の日商簿記2級は楽勝!?
いやいやぁ〜、それはないでしょう^^;

2.合格ラボ!

今回は各資格スクールの出題予想大会に参加しておいたがイイかもね…。

3.編集後記

 

今週号のハイライト

平成28年度以降の出題範囲改定に伴う影響については前回のメルマガや公式ブログでも触れたが、具体的にどのような点について気をつけるべきなのか?
今回の真・簿記トラの穴では、この点について考察してみよう。

※平成28年度以降の出題範囲改定に伴う影響については下記のブログ記事を参照のこと

◎【2級受験者必見】どうなる!?平成28年度から日商簿記の出題範囲が大きく改定されます!今年の受験に影響はあるの?

 

今年の試験は楽勝なのか?

以下が日本商工会議所の正式なアナウンスとして日商検定の公式サイトに掲載された内容だ。

なお、平成27年度に適用される区分表に改定事項はありませんが、上記の平成28年度以降に向けた改定に伴い、平成27年度の簿記検定試験においては、(平成27年度から平成28年度にかけて継続的に学習する受験者等を考慮し)平成28年度以降も引き続き当該級の範囲となっている内容を中心に出題することといたします。
(日本商工会議所「平成28年度以降の簿記検定試験出題区分表の改定等について」より)

要約すると「今年度は平成28年度以降に削除される内容“以外”の論点を中心に出題します」ということなのだが、これをそのまま受け止めて社債や特殊商品売買などを一切勉強しないというのはあまりにも無謀すぎる。
なぜなら、「平成28年度以降も引き続き当該級の範囲となっている内容を中心に出題」とは書いてあるが、削除予定のものを“100%出題しない”とは一言も書いてないのだ!
ちょっとズルい気もするが、こればかりは仕方がない。
したがって、出題される可能性としてはかなり低いであろうが、念の為に当該項目の基本的な仕訳や計算方法くらいは一通り見直しておいた方が良いだろう。

とはいうものの、6月の試験では「平成28年度以降も引き続き当該級の範囲となっている内容を中心に出題」されることが大いに予想されるため(大手スクールもそのように予想している)、今後試験までの1ヶ月間は削除予定範囲以外の論点を中心に学習&答練しておくのが合理的だろう。

そんななか、SNSなどのネット上で囁かれているのが「今年の試験は楽勝なのではないか?」という楽観的な意見だ。
確かに、試験範囲がグッと狭まるためそのように考えるのも無理はないだろう。
だが、考えて欲しい。試験問題の出題者がそうそう安易に”簡単な”試験問題を作るだろうか?

答えはNOだ。
もし私が出題者なら、範囲が狭まった分だけ“かなり捻った設問”を作成するだろう。
もちろん、あなたがそうだったとしても同じことを考えるはずだ。

したがって、今年度の2級試験は楽勝どころか相当に用心しなければならないことが容易く想像できるのである。

 

どのような切り口の設問が出題されるのか?

用心しなければならないといっても、超難解な問題が出題される訳ではないので安心してほしい。
検定試験という性格上、基本的なことを正しく理解できていれば必ず解ける内容であることは間違いない。

では、どのような点に気をつけなければならないのか?
それは設問の“切り口”だ。

例えば、銀行勘定調整表。
従来の設問パターンでは、当店の当座預金残高と銀行の残高証明書の金額、ならびに修正項目の資料が与えられ、これらを元に銀行勘定調整表を作成するという設問が出題されてきた。これを銀行勘定調整表問題の基本パターンとしよう。

では、この基本パターンに対する新しい切り口として……続きはメルマガで

 

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