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今週号の内容は…

1.真・簿記トラの穴

「し・くり・くり・し」に「うく・うし・くう」、憶えておくと便利な語呂合わせ。
でも、丸暗記はダメよ〜ダメダメ(古っ!)

 2.合格ラボ!

2大メジャーテキスト「合格テキスト」と「簿記の教科書」、あなたが選ぶのはどっち?!それぞれの長所と短所を大分析!!

3.編集後記

 

今週号のハイライト

「し・くり・くり・し」に「うく・うし・くう」。
簿記を勉強していて、こんな呪文のような言葉を聞いたことはないだろうか。
そう、これらは簿記の“語呂合わせ”である。
語呂合わせはちょっとした便利ツールなので憶えておいて損はない。ただし、語呂合わせの丸暗記は意味がないので注意が必要だ。

 

丸暗記がダメな理由とは

売上原価を仕入勘定で計算するケース(仕入の行で計算するとも表現する)を考えてみよう。
期首商品棚卸高¥100,000 当期純仕入¥900,000 期末商品棚卸高¥150,000の場合、決算仕訳は以下のようになる。

(借方)仕  入 100,000 /(貸方)繰越商品 100,000
(借方)繰越商品 150,000 /(貸方)仕  入 150,000

この仕訳を憶えやすいように語呂合わせにしたものが「し・くり・くり・し」だ。

(借方)仕  入[] 100,000 /(貸方)繰越商品[くり] 100,000
(借方)繰越商品[くり]150,000 /(貸方)仕  入[]  150,000

期首商品棚卸高¥100,000を「仕入(し)/繰越商品(くり)」で、期末商品棚卸高¥150,000を「繰越商品(くり)/仕入(し)」として仕訳を書き出せば、あら不思議!売上原価算定の決算仕訳があっという間にできあがる。

なるほど便利だ!実際、僕も学生の頃には「これさえ憶えておけば小難しい理屈(意味)なんて知らなくてもOKじゃん、語呂合わせってなんて便利なんだろう!」などと本気で思っていたことを告白しておこう(笑)

でも、これじゃあマズい。
何がマズいかって、このままだと“何も考えない人”になってしまうのだ。
丸暗記っていうのは思考を停止すること。勉強に思考停止は有り得ない!!

確かに仕訳“だけ”なら、これでOKかもしれない。
しかし、大切なのは仕訳じゃなくて売上原価を算定するためのプロセス(考え方)なのだ。

そもそも売上原価の算定は「期首商品棚卸高+当期純仕入高ー期末商品棚卸高」で計算される。今回の例だと「100,000+900,000ー150,000=850,000」だ。
ところがこれは電卓を弾く際の計算式であって、簿記ではこの計算プロセスを「勘定」の上で行い、当該勘定にこの記録を残さなければならないのである。
今回は売上原価を仕入勘定で計算するというケースなので、上記の計算を次のように仕入勘定に落としこむことになる……続きはメルマガで

 

 

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