公式メルマガ9/11号・配信!
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今週号の内容は…
1.新・簿記トラの穴
来年度から2級で出題される新規論点の一つ、クレジット売掛金。
検定試験ではここに注意だ!
2.合格ラボ!
11月15日(日)施行の第141回簿記検定の申込受付が始まっています。
受験を予定している人は受験地区の商工会議所で申込期間をご確認ください。
3.編集後記
今週号のハイライト
先日、日商簿記検定の公式ウェブサイトに2級の新規論点に関するサンプル問題が掲載されたが、当コーナーでも平成28年度以降に出題される新規論点について今回から順次取り上げていくことにする。
なお、新規論点には実務でもよく使用する内容のものが多いので、(今年度中の試験で合格する予定なので)自分には関係無いなどと言わずにしっかりマスターしておきたいものだ。
クレジット売掛金とは?
名前の通りクレジットカードを使った取引で発生する売掛金(未収入金)のことである。
クレジットカードを利用した商品売買では、その取引の“流れ”を理解することが重要だ。以下でその流れを追ってみよう。
(1)A商店は商品¥100,000をクレジット払いの条件で販売した。
→この時、A商店は売上を計上するが、代金は後日クレジット会社から受け取ることになる。
(2)A商店はクレジット会社から代金を回収した。この時、クレジット会社への手数料(販売代金の4%)が差し引かれた。
→売掛金の回収と同時に支払手数料の支払いという取引が生じる。
(3)お客がクレジット会社に商品代金¥100,000を支払った。
→この取引はお客とクレジット会社の相互間で行わるため、A社は何も処理する必要がない(A社の取引ではないため)。
このようにクレジットカードを使った取引の流れをチェックしてみると、A社の会計処理は(1)販売時と(2)代金回収時のみとなることが理解できるだろう。
ポイントは(2)代金回収時に手数料が差し引かれるところだ。仕訳の際にはここが最大の注意点となる。
仕訳例
それでは上記取引に基づいて仕訳をおこなってみよう。
(1)商品の売上時
(借方)クレジット売掛金※ 100,000 /(貸方)売上 100,000
※一般販売の売掛金と区別するために「クレジット売掛金」勘定を用いる。
(2)代金回収時
(借方)現金預金 96,000 /(貸方)クレジット売掛金 100,000
(借方)支払手数料 4,000※
※支払手数料=100,000×4%=4,000:手数料は原則店側(A社)負担となるため支払手数料勘定(費用)で処理すること!
要は売掛金(クジレット売掛金)の増加とその回収という簡単な取引なのだが、クレジットカードを使った取引では手数料の支払いが加わるところがポイントだ。
また、手数料の支払いに関しては上記仕訳例のように代金回収時に支払う場合もあれば、次の例題のように商品売上時の条件として販売時に計上する場合もあるので注意が必要である。検定試験では特に気をつけなければならない箇所だ……続きはメルマガで
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