公式メルマガ12/11号・配信!
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今週号の内容は…
1.新・簿記トラの穴
たかが訂正仕訳、されど訂正仕訳。
この時期だからこそ、訂正仕訳のおさらいだ!
2.合格ラボ!
第142回簿記検定以降の簿記検定では何に注意して勉強すれば良いのか……その答えとは!?
3.目指せ合格!独学応援コースのご案内
知りたい時に知りたいことだけを質問できる!
142回簿記検定で合格するぞ!!
4.編集後記
今週号のハイライト
訂正仕訳といえば何となく3級の第4問で出題される問題というイメージがあるのは私だけではないだろう。
もちろん2級や1級でも過去に何度も出題されている。
さて、訂正仕訳というのは基本的に誤った仕訳を正しい仕訳に訂正するだけなので、特別な知識や会計処理が必要になるわけではない。
ところが、意外とこれを苦手にしている人が多かったりするのだ!なぜ?
なぜ訂正仕訳が苦手なのか?
答えは簡単。
結論から言うと、解答となる仕訳を一度に切ろうとするから苦手に感じるのである。
例えば3級レベルで出題される訂正仕訳であれば、(正直言ってそう難しくはないので)多くの人が直ぐに解答の仕訳を導き出すことができるだろう。
ところが2級や1級になると途端に「解らない!」という人が続出するのだ。
まぁ、この場合の「解らない!」はどちらかというと「面倒くさい!」の方が正しいのかもしれないが……。
先日の第141回簿記検定2級でも訂正仕訳が出題されたのだが、これを間違えた人も多かったようだ。
ちなみに問題の内容は次のとおりである。
B商事に対する買掛金¥2,500,000の支払い時に、同社からの仕入割戻¥300,000が未収金に含まれていることが判明したため、これを相殺した純額で支払うこととし、普通預金口座から支払った。
(第141回日商簿記検定2級問題から抜粋)
この問題文を見て、パッと訂正仕訳がわかった人は相当な実力者だ。
ところが、私を含めて凡人ならそうそう思い浮かぶものではないだろう。
そう、この時に解答となる訂正仕訳を一度に切ろうとすると頭の中がこんがらがって、『あーっ、面倒くさい! → 難しい → 苦手!』ってなるのだ。
あなたも思い当たるフシはないかな?
訂正仕訳のポイントはここだ!
訂正仕訳を行う場合のポイントは企業が行なった間違った仕訳を正しく推定することである。
これさえできれば後は機械的に処理を進めるだけで解答となる訂正仕訳を導くことができるのだ。
具体的に先の2級の設問でやってみよう。
まず、『同社からの仕入割戻¥300,000が未収金に含まれていることが判明した』とあるため、当社が行なったであろう誤った仕訳を推定してみることにする。
本来、仕入割戻があった時には仕入時の反対仕訳を切ることになるので、正しい仕訳は「(借)買掛金 300,000/(貸)仕入 300,000」となるはずだ。ところが、この仕入割戻(買掛金のマイナス)が未収金に含まれていた(未収金として処理していた)ということなので、当社は誤って次の仕訳を切っていたことになる。
(借)未収金 300,000 /(貸)仕入 300,000
ここまではOKかな。
それでは訂正をはじめようか……続きはメルマガで
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