公式メルマガ12/18号・配信!
毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日!
今週号の内容は…
1.新・簿記トラの穴
簿記の試験は仕訳や計算だけじゃない!
穴埋め式や○×式の問題に対応するための効果的な勉強法とは?
2.年末年始・営業のご案内
年内の営業は12月26日(土)まで、新年は1月8日(金)から通常営業となります。
3.目指せ合格!独学応援コースのご案内
知りたい時に知りたいことだけを質問できる!
142回簿記検定で合格するぞ!!
4.編集後記
今週号のハイライト
簿記検定の出題形式といえば仕訳や金額を解答用紙に記入する筆記形式が一般的だが、今後は用語を記入する「穴埋め式」や記述内容が正しいかどうかを判断させる「○×(マル・バツ)式」の設問も頻繁に出題されることになりそうだ。
もちろん、これらの穴埋め式や○×式の設問は過去に何度も出題されているため設問そのものは珍しくはないが、後述するような出題パターンが増えてくることが予想されるため注意が必要だ。
選択肢から選ぶだけじゃあない!
穴埋め式問題の場合、過去の出題パターンであれば大抵は用語の候補一覧が併記してあり、その候補の中から適切な語句を選んで番号で答えるといったものが多い。
これなら記憶が曖昧であったとしても、ある程度は解答を推定して選択することができるため、難易度としてはそう難しくないだろう。
ところが今後はそうはいかなさそうなのだ。
例えば前回の第141回簿記検定3級で出題された穴埋め式の問題では選択肢が示されず、自分で語句を考えて答えなければならなかった!
さらに従来のような候補一覧のヒントもなかったためか、全国的に良い出来とは言えなかったようだ。
3級だけでなく、2級も注意が必要
このような穴埋め式や○×式の設問は、当然2級でも出題されるだろう。
先日、日商検定の公式サイトにおいて平成28年度以降の簿記検定試験出題区分の改定に伴う2級サンプル問題が追加掲載されたが、これに目を通してみると、そこには穴埋め形式や○×形式のサンプル問題が確認できる。
そして注目すべきは、これらの設問の多くが平成28年度からの新規論点に関する内容で構成されているという点である。
つまり、今後の試験でサンプルと同様の問題が出題される可能性が非常に高いのだ。
来年度に2級を受験予定にしている人は今からしっかりと対策に時間を割く必要があるだろう。
◎平成28年度以降の簿記検定試験出題区分表の改定等について(サンプル問題の追加掲載)
穴埋めや○×の問題は受験生に何を問うているのか?
そもそもこのような穴埋め形式や○×形式の問題が出題される理由は、サンプル問題の解説にもあるように簿記の用語や原理などの理解を問うためである。
ただ「簿記の用語や原理などの理解」と一言で言われても、漠然としていてピンとこない人もいるだろう。
では言い方を変えてみよう。要はこういうことだ。
例えば試算表。
合計試算表や残高試算表は簿記検定を目指している人にはお馴染みの計算表だが、そもそもこれらの試算表は何のために作成しているのか?
あなたはこの質問に即答できるだろうか。
例えば簿記一巡の流れ。
取引の発生から決算書作成までの基本的な一連の流れを順を追って他人に説明できるだろうか。
例えば減価償却。
減価償却の意味や意義を解りやすく他人に説明できるだろうか。
簿記の用語や原理などの理解とは、簡単に言うと『意味が解って解いているのか?』ということなのである。
「あなたは意味が解って問題を解いていますか?」
面と向かってこのような質問をされると、間違いなく多くの人が「ちょっと自信がないなぁ……」と答えるだろう。
そう、用語や原理の理解というのは思っている以上にやっかいで難しいものなのだ。
効果的な学習方法とは?
それでは簿記の基本ルールや用語の意味を身に付ける効果的な学習方法をお教えしよう。
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