公式メルマガ2/19号・配信!
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今週号の内容は…
1.真・簿記トラの穴
商品評価損や棚卸減耗損を売上原価の内訳科目にするって、どういうことなの?!?
2.合格ラボ!
長〜い問題文を読むのが苦手な人必読!!長文を読み解くコツとは?
3.わからない箇所はShinちゃん先生に訊け!!
◎解答・解説を読んでも意味がよく解らない。
◎暗記に頼らない解き方(考え方)を教えてほしい。
◎特定の箇所だけもう一度教えて貰いたい。
試験前にはいろいろと知りたいことが増えるもの。
でも、テキストを読んでもイマイチしっくりこない、気軽に質問できる人がいない等といった理由で疑問が解決出来ずにお困りの方はいませんか?
4.編集後記
今週号のハイライト
2級の決算修正で問われる処理のひとつに棚卸減耗損や商品評価損の計上がある。
これらを計上する理由は帳簿上の期末商品棚卸高を実地棚卸高に修正するためだ。したがって、下記の勘定図のように減耗損と評価損の分だけ繰越商品勘定を貸方側で減少させてあげれば良いワケだ。
________繰越商品
──────────┬───────────
4/1 _ 前期繰越__ ×××│3/31 仕__入_ ×××
3/31 仕__入__ ×××│3/31 棚卸減耗損 ××× ←ココ
__________│ 〃 商品評価損 ××× ←ココ
__________│
もちろん、上記の勘定記入を行うためには次の仕訳を行う必要がある。
(借方)棚卸減耗損 ××× /(貸方)繰越商品 ×××
(借方)商品評価損 ×××
ここまでの処理については、今月末の簿記検定で2級受験を目標に学習している人なら既に学習済みの箇所なので問題ないだろう。
今回の簿記トラの穴は、ここから先の処理についてだ。
復習!!棚卸減耗損や商品評価損の表示箇所はどこだったっけ?
さて、棚卸減耗損や商品評価損の損益計算書上の表示箇所は、その発生原因、あるいは原価性があるか否かで表示区分や表示方法が異なる。
具体的に損益計算書のどこに表示するのかについては、あなたが使っているテキストにも掲載されていると思うが、一応まとめておくと下記のようになる。
(1)通常の商品評価損
→ 売上原価の内訳科目
(2)臨時的かつ多額の商品評価損
→ 特別損失
(3)棚卸減耗損(原価性がある)
→ 売上原価の内訳科目または販売費
(4)棚卸減耗損(原価性がない)
→ 営業外費用または特別損失
でもって、今回注目して欲しいのは「売上原価の内訳科目」にする場合だ。
結論から言うと、この売上原価の内訳科目にする場合には“特別な仕訳”が必要となる。ところが、減耗損や評価損の決算修正仕訳はできるのに、この仕訳が処理できないという人が意外と多いのである!
この論点は簿記検定2級の問3で出題される精算表・財務諸表の作成問題で必ずと言って良いくらいに出題される項目なので是非ともマスターしておきたい。
売上原価の内訳科目にするとはどういう意味なのか?
そもそも「売上原価の内訳科目にする」とはどういう意味なのだろう。
これを理解するために、まずは損益計算書(一部)を確認してみることにしよう。
1売上高 300,000
2売上原価
_(1)期首商品棚卸高 10,000
_(2)当期商品仕入高 90,000
__________────
___合計 100,000
_(3)期末商品棚卸高 18,000 82,000
__________──── ────
___売上総利益 218,000
上記の損益計算書(一部)をよく見て欲しい。
「2売上原価」の区分に表示されている明細が“期首商品棚卸高、当期商品仕入高、期末商品棚卸高”の3つであることがお分かりだろうか。
それでは、この3つの数字が記入されている勘定とは……続きはメルマガで
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