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今週号の内容は…
1.真・簿記トラの穴
2級新範囲のひとつ、貸倒引当金の個別評価。
しかし、その要注意ポイントは計算そのものではなかった!!
2.合格ラボ!
本試験まで残り1ヶ月。
効果的な総合問題集の使い方とは?
3.質問上等!わからない箇所はShinちゃん先生に訊け!!
◎解答・解説を読んでも意味がよく解らない。
◎暗記に頼らない解き方(考え方)を教えてほしい。
◎特定の箇所だけもう一度教えて貰いたい。
試験前にはいろいろと知りたいことが増えるもの。
でも、テキストを読んでもイマイチしっくりこない、気軽に質問できる人がいない等といった理由で疑問が解決出来ずにお困りの方はいませんか?
4.編集後記
今週号のハイライト
貸倒引当金の計算といえば、従来の2級試験では期末時点の売上債権の残高に一定割合を乗じて貸倒見積高を算定する「実績法」が出題されてきた。
ところが、実務においては上記のような過去の貸倒実績率による一括評価に加えて、個別の債権の回収不能額を見積もる『個別評価』も広く行われている。
このことを受け、平成28年度の出題区分改定では2級でも個別評価を加えることとなった。
貸倒引当金の個別評価とは?
個別評価とは以下の例題のように、個別の債権ごとに、その回収不能額を見積もって貸倒引当金を設定する方法である。
[例題]当社は売上債権については過去の貸倒実績率2%にもとづき貸倒引当金を設定しているが、A社に対する売掛金¥1,000,000について、同社の財政状態が悪化したため、その回収不能額を50%と見積もって、他の売上債権とは別に個別に貸倒引当金を設定する。なお、期末における貸倒引当金の残高は¥30,000である。
(1)貸倒見積額の計算:1,000,000×50%=¥500,000
(2)貸倒引当金繰入額の計算:500,000ー30,000=¥470,000
(3)仕訳は以下の通り。
(借方)貸倒引当金繰入 470,000 /(貸方)貸倒引当金 470,000
本試験レベルの計算例
上記の例ではA社の売掛金に対する貸倒引当金の見積計算のみだが、実際の試験問題では従来の実績法による一括評価と上記のような個別評価が混在して出題される。
貸倒見積高の計算では従来の実績法と個別評価を別々に計算しなくてはならないため注意が必要だ。具体的には次のような出題パターンとなる……続きはメルマガで
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