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今週号の内容は…
1.真・簿記トラの穴
製造間接費配賦差異は予算差異と操業度差異の二つに分解できるのだが、そもそも予算差異と操業度差異ってナニ?
2.合格ラボ!
簿記は暗記なのか?
パターン学習や丸暗記じゃダメなの?
3.第144回日商簿記検定合格目標☆3級・2級受講生申込受付開始!
簿記塾オッジの講座に興味はあるけど……
◎スカイプ授業がどのようなものか良くわからない。
◎マンツーマンの授業って緊張しないかな。
◎授業についていけるのかな。
これは誰しもが抱く不安や疑問で、当たり前の気持ちですね。
そこで、そんな不安や疑問を吹き飛ばすため、簿記塾オッジからのご提案があります。
4.編集後記
今週号のハイライト
材料の予定配賦によって生じる原価差異を材料消費価格差異とよぶ。
その理由は次の計算式を見れば一目瞭然だ。
・予定配賦額=予定消費価格×実際消費数量
・実際配賦額=実際消費価格×実施消費数量
上記の二つの計算式の違いは何か……そう、予定消費価格と実際消費価格だ。
このように計算式を比較することで、材料の予定配賦によって生じる原価差異は消費価格の違いによって生じていることが理解できるだろう。したがって、この原価差異のことを「材料消費価格差異」と呼ぶのである。
では、労務費(賃金・給料)の予定配賦によって生じる原価差異である賃率差異はどうだろう。
これも予定配賦額と実際配賦額の計算式を比較すれば一目瞭然だ。
・予定配賦額=予定賃率×実際作業時間
・実際配賦額=実際賃率×実際作業時間
この二つの計算式の違いは……そう、予定賃率と実際賃率!
よって、この原価差異の原因は賃率の違いによるものなので「賃率差異」と呼ぶのだ。
とまぁ、ここまではOKだと思う。
では製造間接費の原価差異はどうだろうか。
製造間接費の予定配賦額ならびに実際配賦額は次の計算式で求めることになっていたはずだ。
・予定配賦額=予定配賦率×実際の配賦基準数値
・実際配賦額=実際配賦率×実際の配賦基準数値
材料や労務費と同様に考えると、製造間接費の原価差異は配賦率の違いによって生じているため“配賦率差異”とでも呼ぶべきなのかもしれない。
ところが、テキストにはこのような呼び方ではなく「製造間接費配賦差異」と記載してあり、さらにこれを「予算差異」と「操業度差異」という二つの差異に分析すると書いてあるのだ!
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