公式メルマガ10/28号・配信!
毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日!
今週号の内容は…
1.真・簿記トラの穴
2級の新範囲『ソフトウェア』で本当に注意しなくてはならない箇所とは?
第144回日商簿記検定2級の受験予定者は要注意!!
2.合格ラボ!
イージー・ミスを排除するための効果的な練習法とは?
練習に最適な問題集も一緒にご紹介します(^^)/
3.独学応援コースのご案内☆
◎解答・解説を読んでも意味がよく解らない。
◎暗記に頼らない解き方(考え方)を教えてほしい。
◎特定の箇所だけもう一度教えて貰いたい。
試験前にはいろいろと知りたいことが増えるもの。
でも、テキストを読んでもイマイチしっくりこない、気軽に質問できる人がいない等といった理由で疑問が解決出来ずにお困りの方はいませんか?
4.編集後記
今週号のハイライト
今年度から2級の新範囲に加えられたソフトウェアだが、2級では自社利用のソフトウェアに限定されるため難易度そのものは大したことはない。
ただ、自社利用のソフトウェアは『そのソフトウェアの利用することによって、将来の収益獲得または将来の費用削減が確実であることが認められるかどうか』で下記のように会計処理方法が区別されるので、その点にさえ注意しておけば間違えることはないだろう。
◎将来の収益獲得または将来の費用削減が確実であることが認められる場合
→ 購入時に無形固定資産として計上し、決算時に適切な減価償却方法で償却。
◎将来の収益獲得または将来の費用削減が確実であることが認められない場合や、確実であるか どうか不明な場合
→ 購入時に費用として計上。
なお、将来の収益獲得または将来の費用削減が確実か どうかについては問題文で指示される。
具体的な仕訳例
[例題]
(1)肥後商事株式会社は、将来の経費削減に確実に役立つので、自社利用目的でソフトウェア ¥200,000 を購入し、代金は小切手を振り出して支払った。
◎解説
この場合、問題文中に「将来の経費削減に確実に役立つので」とあるため、無形固定資産として計上する。
◎購入時の仕訳
(借方)ソフトウェア※ 200,000 /(貸方)当座預金 200,000
※ソフトウェア…商標権やのれんと同じ無形固定資産の区分に計上される資産勘定
(2)肥後商事株式会社は、決算にあたり上記の自社利用目的で購入したソフトウェア(取得原価 ¥200,000)について定額法により償却した。なお、このソフトウェアの利用可能期間は 5 年と見積もられている。
◎解説
上記で無形固定資産として計上したソフトウェアを償却する。なお、償却方法は問題の指示に従うこと。また、記帳方法は他の無形固定資産と同様に直接法にて行う。
◎決算時の仕訳(償却)
(借方)ソフトウェア償却 40,000 /(貸方)ソフトウェア 40,000
(3)長崎株式会社は、自社利用目的でソフトウェア¥250,000を購入し、代金は小切手を振り出して支払った。なお、将来の経費削減に役立つかどうかは不明である。
◎解説
この場合は「将来の経費削減に役立つかどうかは不明」とあるため、無形固定資産ではなく費用として計上する。なお、費用計上する際の勘定科目には研究開発費勘定を用いる点に注意が必要だ……続きはメルマガで
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