公式メルマガ5/26号・配信!
毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日! 今週号の内容は…
1.合格ラボ!
リース会計、圧縮記帳、外貨換算など、第146回簿記検定以降から出題されることになっている2級の新出題範囲をまとめた全12ページのレジュメ『平成29年度6月 2級商業簿記追加範囲.pdf』を無料ダウンロードのコーナーで配信中です。
各論点の解説と具体的な仕訳例満載のレジュメになっています。新出題範囲の最終チェックにお役立てください(^^)/!
2.真・簿記トラの穴
新連載『連結会計☆攻略術』がスタートしました!
あなたも一緒に連結会計を勉強しませんか?
3.編集後記
今週号のハイライト
いよいよ11月施行の第147回検定試験以降から2級検定でも連結会計が出題されるが、そもそも連結って何だろう?
自分が何をやっているのかも分からずに、ただ闇雲に会計処理や計算を憶えようとしても頭に入ってくるはずがない。
まずは“連結会計とは何なのか?”といった大まかな概要から確認してみることにしよう。
キーワードは「親会社」と「子会社」
連結会計では支配従属関係にある2つ以上の企業からなる企業グループ全体の経営成績等を報告するために、親会社が連結財務諸表と呼ばれる財務諸表を作成する。
ここで“支配従属関係”という言葉がでてきたが、これは“親会社=支配している会社”と“子会社=支配されている会社”の関係を指す言葉だ。
例えばP社がS社の議決権(株主総会での決議に参加し票を入れることができる権利のこと)の60%を保有していたとしよう。
株式会社では取締役の選出や配当、株式の発行などを株主総会の多数決によって決定するため、株主総会の議決権を過半数以上保有しているP社は己の都合の良いようにS社の経営を牛耳ることができる。
このような状態を「P社はS社を支配している」といい、両者の間に支配従属関係が生じることになる。
このときのP社を親会社、S社を子会社という。
なぜ、連結財務諸表を作成しなければならないのか?
上記のような支配従属関係にある企業グループではグループ全体の経営成績、財政状態、キャッシュ・フローの状況を報告するために親会社が連結財務諸表を作成する。
これは利害関係者にグループ全体の情報を開示すると同時に、親会社・子会社の支配従属関係を利用した利益操作(不正な処理)を防止するためである。
例えば支配従属関係にある子会社は実質的に親会社の一部だと考えられるため、子会社の経営成績の良し悪しが親会社の経営成績にも大きな影響を与えることになる。
したがって利害関係者に正確な情報を開示するためにも、親会社だけでなくグループ全体の財務情報が必要となるのだ。
また、支配従属関係を利用して……続きはメルマガで
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