公式メルマガ6/16号・配信!
毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日! 今週号の内容は…
1.合格ラボ!
日商簿記検定を受験された皆さん、お疲れ様でした。
今回の簿記検定では3級・2級ともに基本的な出題が多く、手応えを感じた人も多かったのではないでしょうか。
2.真・簿記トラの穴
『連結会計☆攻略術』の第3回目。
連結会計はココからスタート!支配獲得日の連結の流れを解説します(^^)/
3.編集後記
今週号のハイライト
会社が他の会社の株式を取得し支配を獲得することで両者は親会社・子会社の関係となる。
この支配を獲得した日を『支配獲得日』と呼び、連結会計はこの支配獲得日がスタートとなるのだ。
支配獲得日の連結の流れ
親会社は支配獲得日に親会社・子会社の個別財務諸表を合算して連結貸借対照表を作成する。もちろん、単に合算するだけではなく、合算後に子会社の資産・負債の時価評価や投資と資本の相殺消去という修正手続き(連結修正仕訳)を行わなければならない。
この一連の流れをイメージすると次図のようになる。
要は個別財務諸表の合算→修正→連結財務諸表というわけだ。
個別財務諸表の合算に関しては両者を単純に合計するだけなので難しいことは何も無い。
ポイントはその後の連結修正仕訳による修正手続きにある。中でも投資と資本の相殺は連結の最重要ポイントなので、しっかりと意味と処理手順をマスターしておく必要がある。
今回は投資と資本の相殺にスポットを当てて連結の手順を確認してみよう。
投資と資本の相殺消去とは?
親会社が子会社の株式を取得した時、その取得した株式は親会社の個別財務諸表上では「子会社株式」として表示される。
一方、子会社側では上記親会社の投資に対して株式を発行してるため、子会社の個別財務諸表上では株主資本(資本金や剰余金等の勘定)として表示される。
さて、これら両者の個別財務諸表を単純合算すると連結財務諸表上には親会社の投資(子会社株式として表示)と子会社の株主資本(資本金や剰余金として表示)の両方が表示されることになるのだが、はたしてこのままで良いのだろうか?
簡単に言うと投資とは次図のような親会社から子会社への資金の移動である。
┌───┐
│親会社│「現金100万円を投資します」
└───┘
□↓親会社から子会社へ現金100万円が移動
┌───┐
│子会社│「現金100万円を投資してもらいます」
└───┘
もちろん、これらの投資と資本は親会社・子会社のそれぞれの個別財務諸表上では子会社株式や資本金という勘定で表示されることになる。
しかし親会社・子会社を一つのグループにまとめたさい、投資と資本はグループ全体の視点からみると単にグループ内で資金が移動しているだけに過ぎないのだ。
したがって連結財務諸表を作成する際には、これら投資と資本を相殺消去する必要があるのだ……続きはメルマガで
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