公式メルマガ10/20号・配信!

毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日! 今週号の内容は…

1.合格ラボ!

日商検定の公式ウェブサイトで公開されている出題区分表を使って、もう一度学習範囲をチェックしておこう!

2.真・簿記トラの穴

解っているつもりでも間違ってしまう設問ってありませんか?
そんな間違いやすい箇所をチェックしておこう!!

3.質問上等!わからない箇所はShinちゃん先生に訊け☆

4.編集後記

今週号のハイライト

本試験を1か月後に控えていることもあり、本コーナーでは「本試験において間違える人が多い設問パターン」を取り上げて、その注意点や具体的な解法をチェックしていくことにしよう。

第1回目は貸倒引当金について。
3級受験を予定している人はもちろん、2級学習中の人も結構間違える人が多い箇所なので注意が必要だ。

 

間違えやすい貸倒引当金の出題パターンとは?

貸倒引当金の処理でスタンダードな設問パターンと言えば次のようなものだろう。

[例題1]得意先の福岡商店が倒産したため、前期から繰り越した同社に対する売掛金¥10,000が貸倒れとなった。ただし、貸倒引当金の残高が¥13,000ある。

この場合の解答の仕訳は次の通りで、恐らく間違えた人はいないだろう。

(借方)貸倒引当金 10,000 /(貸方)売掛金 10,000

ところが、これが次のような設問になると途端に怪しくなる。

[例題2]得意先の福岡商店が倒産したため、当期に生じた同社に対する売掛金¥10,000が貸倒れとなった。ただし、貸倒引当金の残高が¥13,000ある。

これを例題1と同じように『(借方)貸倒引当金 10,000 /(貸方)売掛金 10,000』と処理すると間違いとなるので注意が必要だ。
正解は次の仕訳となる。借方の貸倒損失に注目して欲しい。

(借方)貸倒損失 10,000 /(貸方)売掛金 10,000

 

なぜ貸倒損失で処理するのか?

上の仕訳を見て「貸倒引当金の残高があるのに、なぜ貸倒損失で処理するの?」と思った人は、当該項目の復習が必要だ。

思い出して欲しい。
貸倒引当金は決算時の売上債権(今回のケースでは売掛金)の残高に対して、その貸倒予想額を見積もって設定される。したがって、例題1のように翌期になって当該売上債権が貸倒れになった場合は、例題1の解答のように予め設定されていた貸倒引当金を取り崩して処理することになる。

ところが、例題2のケースは事情が異なるのだ。問題文を読むと“当期に生じた売掛金”が貸倒れとなっているのである……続きはメルマガで

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