公式メルマガ11/10号・配信!
毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日! 今週号の内容は…
1.簿記会計ニュース
原価計算に苦手意識を持っている人はコレを読むべし!
2.合格ラボ!
試験本番前の一週間でやっておきたい2つのこととは?
3.編集後記
今週号のハイライト
ご存知の通り、簿記検定は一夜漬けで合格できるようなものではない。
そう、これまで積み重ねてきた時間がモノをいう試験なのだ。
数カ月間に渡ってコツコツと学習を進めてきたあなたなら、今更慌てることなく己の力を信じて身につけた知識を思う存分発揮できれば必ず合格することができるはずだ。
とはいうものの、やはり何もしないというもの心もとないだろう。そこで今回は試験本番前の一週間でやっておきたい2つのことをお話ししよう。
その1~解き方(解法)の確認
現在使用している総合問題集(全7~8回分程度のもの)の第1回目から順に、出題の論点と解法を以下のような感じで確認しよう。
例えば……
繰越利益剰余金の勘定記入を要求している設問の場合、多くの設問では繰越利益剰余金の期首残高(前期繰越額)を各自で推定するようになっているものが多い。
これは繰越利益剰余金の出題の論点が「どのような推移で繰越利益剰余金の金額が変動するのか」といった点や「残高試算表上の数字がどういった意味を表しているのか(※)」を正確に理解しているかどうかという点にあるからだ。
したがって単に解き方を丸暗記するのではなく、上記の出題論点を理解した上で期首残高の推定や繰越利益剰余金勘定の増減ポイント(繰越利益剰余金勘定がどのタイミングで増減するのか?)を再確認しておこう。
※決算整理前残高試算表の数字は、期首残高から株主総会の決定による剰余金の処分を行なった後の残高を表している。
……と、こんな感じで確認できれば最高だ。
最近の簿記検定の出題傾向は従来とは異なる切り口による出題が目に付くが、実のところ問題文の言い回しや資料の見せ方が目新しいだけで内容的には過去問題となんら変わることはない。
このとき上記のように個別の出題論点と解法手順がしっかりと解っていれば何も慌てる必要はなく、粛々と与えられた資料を整理整頓すれば必ず解答を導くことができるはずだ。
それからこれだけは心に留めておいて欲しいのだが、問題の作成者が受験生に求めているスキルというのは決して難解な解法や高度な計算能力ではない。
求められているのは与えられた資料を整理整頓する能力……つまり、設問の意図を読み取る能力(読解力)なのである。
そのためにも読み取った意図を直ぐに計算・処理できるよう、個別の出題論点と解法手順を最後にもう一度整理整頓して万全の体制を整えておきたい……続きはメルマガで
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