公式メルマガ10/12号・配信!
毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日! 今週号の内容は…
1.真・簿記トラの穴
3級・2級ともにイージーミスを犯しやすい経過勘定項目の決算処理とは?
2.合格ラボ!
公開模試を活用しよう!!
3.編集後記
今週号のハイライト
3級・2級に共通するイージーミスの一つに経過勘定項目の処理がある。
中でも頻繁に出題され、かつ間違えやすいのが支払保険料などの前払費用の処理だ。
どういった箇所が間違えやすいのかを具体的な例題でチェックしてみよう。
設問の言い回しに注意!
経過勘定項目の処理は主に決算処理の一項目として出題されるケースが多いが、その際の“設問の言い回し”に注意が必要だ。
例えば次のような設問があったとしよう。
[設問1]期中の9月1日に向こう12か月分の保険料を現金で支払った。なお、決算整理前残高試算表の支払保険料勘定の残高は借方に12,000円となっている。当期の会計期間は1月1日から12月31日までである。
この場合は当期分の支払保険料は9月1日から12月31日までの4ヶ月分で、残りの8ヶ月分が翌期分となる。したがってこの8ヶ月分を前払保険料(または前払費用)勘定に振替えて翌期へ繰り越す必要があるため、この金額を次のように計算して仕訳をおこなうことになる。
12,000円×(8ヶ月/12か月)=9,600円
(借方)前払保険料 9,600 /(貸方)支払保険料 9,600
ここまでは基本的な処理の復習なのでOKだろう。
ところが本試験では次のような言い回しの設問が過去に何度も繰り返し出題されているのだ。
[設問2]当社は毎年9月1日に向こう12か月分の保険料を現金で支払っている。なお、決算整理前残高試算表の支払保険料勘定の残高は借方に12,000円となっている。当期の会計期間は1月1日から12月31日までである。
この場合も9月1日から12月31日までの4ヶ月分が当期分で、残りの8ヶ月分が翌期分であることは設問1と同じである。
だが、だからと言って次期に繰り延べる前払保険料を設問1の時と同じように計算すると間違えることになるので注意が必要だ。
なぜ、12,000円×(8ヶ月/12か月)=9,600円ではいけないのだろうか?……続きはメルマガで
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