公式メルマガ4/12号・配信!

毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日! 今週号の内容は…

1.合格ラボ!

第151回簿記検定の出題の意図・講評が日商検定公式ウェブサイトで公表されています。
特に前回2級の連結で得点が思うように伸びなかった人は講評に目を通して次回検定に向けた学習の参考にされてみてください。

2.真・簿記トラの穴

外貨建換算会計の学習基礎ポイントを解説!
答練の際には注意する箇所とは?

2.編集後記

今週号のハイライト

日本の企業が外国で取引を行う場合には“ドル”や“ユーロ”といった外貨を用いることになるが、帳簿上ではそれらの通貨単位を“円”に換算して表記しなければならない。これが外貨建換算だ。

2級では主に外貨建による営業取引(仕入や売上の処理)と外貨建の売上債権・債務(売掛金・買掛金)の決算時の換算がメインとなる。

今回はこの外貨建換算の基本的な学習ポイントを確認してみよう。

輸入時・輸出時の会計処理

外貨建取引は原則として“取引発生時の為替相場”で換算する。
例えばアメリカの企業から100ドルの商品を輸入(仕入)し、支払を掛けとした場合の仕訳をドル表示のままで行うと次のようになる。

(借方)仕入 100ドル /(貸方)買掛金 100ドル

しかし日本国内では帳簿の金額を円で表記するため、ドルのままでは計上することができない。そこで金額をドルから円に換算しなければならないわけだ。
この場合、取引時の為替相場が1ドル90円だったとすると上記ドル表記の金額は次のように換算される。

(借方)仕入 9,000 /(貸方)買掛金 9,000

このように外貨建ての取引は取引時の為替相場で円に換算される。もちろん、商品の輸出時(販売時)も同様に処理すれば良い。
それでは簡単な例題で確認してみよう……続きはメルマガで

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