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1.目指せ2級合格！簿記初学者のためのワンポイント講座

今回は掛取引とクレジット売掛金について。
クレジット売掛金の処理では、クレジット会社に支払う支払手数料を回収時に支払うのか、販売時に支払うのか…それが学習のポイントとなるぞ！

2.編集後記

代金を後日まとめて精算する取引のことを掛取引（かけとりひき）という。掛取引で生じる債権債務には売掛金，買掛金という勘定を用いる。

◎売掛金 … 代金を後日受け取る権利（債権）を表す資産勘定。

◎買掛金 … 代金を後日支払う義務（債務）を表す負債勘定。

売掛金や買掛金の明細を記録する補助元帳（補助簿）を、それぞれ売掛金元帳（または得意先元帳）や買掛金元帳（または仕入先元帳）と呼ぶ。
取引の都度、仕訳に基づいて総勘定元帳と補助元帳へ個別に転記する。

3級検定では第3問において、試算表の作成と併せて売掛金元帳や買掛金元帳を用いた各商店毎の金額を問う問題が出題されやすい。
内容的には決して難しくはないが、集計ミスで失点するケースが後を絶たないため十分な練習と注意が必要だ。

売掛金勘定や買掛金勘定を設けずに、取引先の氏名や称号を勘定科目にして債権債務を記録する方法。各勘定の借方残高は債権（売掛金）を、貸方残高は債務（買掛金）を表す。

［仕訳例］

(1)福岡商店へY送品￥100,000を掛けで販売した。

（借方）福岡商店　100,000
（貸方）売　　上　100,000

(2)長崎商店より商品￥130,000を掛けで仕入れた。

（借方）仕　　入　130,000
（貸方）長崎商店　130,000

(3)福岡商店に対する売掛金￥100,000を同店振出しの小切手で回収した。

（借方）現　　金　100,000
（貸方）福岡商店　100,000

★学習のポイント

人名勘定法を採用している場合、掛取引に対する債権債務は売掛金や買掛金といった勘定科目ではなく、福岡商店や長崎商店という勘定科目で表示する。
3級検定では第1問の仕訳問題で出題されやすい……続きはメルマガで

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