公式メルマガ11/27号・配信!

今週も「公式メルマガ」発行しました! 今週号の内容は…

1.目指せ2級合格!簿記初学者のためのワンポイント講座

今回の連結は子会社の資産・負債の時価評価について。

2.編集後記

 

今週号のハイライト

前回まで学習してきた連結の流れをおさらいすると次のようになる。

(1)親会社の個別財務諸表と子会社の個別財務諸表を単純合算

(2)連結修正仕訳
・投資と資本の相殺消去
・投資消去差額(のれん)の計上

このように前回までに投資と資本の相殺消去の際に投資消去差額が発生するケースを確認したところまで話を進めている。
ところが上記の流れの中には実は大切な項目が一つ不足しているのだ。それが今回の『子会社の資産・負債の時価評価』である。

子会社の資産・負債の時価評価とは?

上記の流れの(1)に注目してほしい。

連結会計では、まず最初に親会社と子会社の個別財務諸表を単純合算するところからスタートする。
前回までは、合算される子会社の個別財務諸表は子会社の“帳簿価額”で合算した。

ところが企業グループ全体の視点からみると、子会社の資産は“支配獲得日に新たに外部から取得した資産”となるため注意が必要となる。

通常の取引で資産を外部から取得した場合、原則として資産の取得価額は取引時の時価で評価される。

上記のことを頭に置いた上で次のことを考えてみよう。
例えば子会社であるS社が500万円で取得した土地の時価が現在600万円だとした場合、親会社であるP社はこの土地を簿価の500万と時価の600万とのいずれの金額で評価すればよいのだろう。

そう。P社の立場で考えると、この土地の評価額は時価の600万円となる。
つまり、S社がこの土地をもともといくらで買ったのか(S社の取得原価)などはP社にとって関係ないのである。

ところが、連結会計では“子会社の個別財務諸表を単純合算”するところから計算がスタートするため、合算後に子会社の資産・負債を支配獲得日の時価に評価替えしなければならず、そのための修正仕訳が必要となるのだ……続きはメルマガで

 

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