勉強の仕方を学ぼう

いつやるか、今でしょ!で有名な林修先生の著作に次の一節がある。

昔から「わかる」ことは「分ける」ことだと言われてます。

全部わからないということはまずないでしょうから、何がわかり、そして何がわからないか、何を聞くべきか、「分け」ながら考えていく作業がきわめて大切です。

逆に何も考えずに「大きな質問」(たとえば「現代文のコツを教えてください」など)をする、これほど無駄なことはありません。

分けながら考える(分析的に考える)習慣が身につくと、その過程で解決してしまう問題が多いことにも気づくはずです。

受験勉強然り、資格試験勉強然り、おおよそ勉強というのはこの一文に全て集約されていると思います。

同じような内容の質問を何度も繰り返す人がいますが、これなどはまさに上記の典型的な例だと言えるでしょう。
このような人は「その時その時の答えを知ること」が大切なのであって、自分自身、何がわかって、何がわかっていないのかさえ「わかっていない(気にもしていない)」のでしょう。
なので、同じ内容の問題であっても設問の切り口や資料の与え方を少し変えただけでわからなくなってしまい、答えを求めて質問を繰り返すわけです。

林先生がいう通り「これほど無駄なこと」はありません。
同じ問題を何度も間違えるとお悩みの方は、まずは何がわかり、そして何がわからないか、何を聞くべきか、「分け」ながら考えていく作業を習慣化してみてはどうでしょうか。