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毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日! 今週号の内容は…

1.簿記初学者のための いろはの“い”

今回は前回の続きで、費用の未払いと収益の未収について。
これらを簡単に憶えることができる“呪文”も紹介しちゃうよ☺

2.合格ラボ!

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今週号のハイライト

費用の未払いについて調べると、大抵の解説では『支払期日が決算日までに到来していないため、代金を支払っていなくても、当期の費用としてすでに発生している金額はそれを費用の勘定に加えるとともに、未払費用勘定(負債)の貸方に記入して次期に繰越さなければならない』と記述してある。

一見すると何やら難しそうに聞こえるが、要は『当期に発生した費用は現金の支出に関係なく期の費用として計上しなさい』ということなのだ。

仕訳で考えてみる

文章だとわかり辛いので、実際の取引例を使って考えてみよう。

例えば3月1日に銀行から現金を借り入れ、6ヶ月後の8月31日に借入金の利息(3月分から8月分までの6ヶ月分)¥6,000を現金で支払ったとしよう。
その際の仕訳は次のようになる。

(借方)支払利息 6,000
(貸方)現  金 6,000

その後、12月31日の決算に際し利息の未払分(9月分から12月分までの4ヶ月分)¥4,000があった場合、どのように処理すれば良いだろうか。
この時、この4ヶ月分の利息はまだ支払われていないため仕訳が行われておらず、支払利息勘定の残高は8月31日の仕訳分¥6,000のみとなっている。

さて、ここで質問だ。
この4ヶ月分¥4,000を当期の費用として計上すべきなのだろうか?

そう、『当期に発生した費用は現金の支出に関係なく期の費用として計上しなさい』とのことだったため、この¥4,000に関しては現金の支出は伴っていないが、費用としては既に発生しているため当期の支払利息(費用)として計上すべきであろう。

 

┼─────────┼───────┼
3/1        8/31      12/31
借入       利息の支払   決算日

│←  当期分の支払利息が発生  →│

│←支払済6ヶ月分→│←未払4ヶ月→│

 

そこで次の仕訳を行うことにより、この未払いの支払利息¥4,000を費用計上することにする。

(借方)支払利息  4,000
(貸方)未払費用※ 4,000

※未払利息勘定でも可

このように未だ支払われていない費用を当期の費用として計上するのが上記の処理である。

未払費用勘定と未払金勘定は区別すること!

さて、未払い費用を計上する際に用いる貸方の勘定科目「未払費用」だが、これと似た勘定科目に「未払金」がある……続きはメルマガで

 

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