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1.簿記初学者のためのいろはの“い”

当期純利益（純損失）の計算方法と会計処理を確認してみよう！
個人商店と株式会社とでは使用する勘定科目が異なる点に注意が必要だ。

2.合格ラボ！

人間の感情とは不思議なもので、試験までの残された時間が少なくなればなるほどモチベーションが低くなってしまう……なんてこともありますよね。

まずはちょっとした復習。
当期純利益は“どこで”計算されるのか、あなたは正確に憶えているだろうか？

一年間記録された費用・収益の各勘定の残高は決算時に損益勘定へと集められ、その貸借差額で当期純利益（または当期純損失）が計算される。
この時の仕訳を「決算振替仕訳」と呼び、次のような仕訳を行っている。

◎費用の各勘定残高を損益勘定へ振り替えるための振替仕訳

（借方）損　　益　　×××
（貸方）給　　料　　×××
（貸方）支払利息　　×××
（貸方）減価償却費　×××　など

◎収益の各勘定残高を損益勘定へ振り替えるための振替仕訳

（借方）売　　上　×××
（借方）受取利息　×××　など
（貸方）損　　益　×××

上記の仕訳により費用・収益の各勘定残高が次図のように損益勘定へと集められる。

□□□□□□□損　益
────────┬────────
給　　料　　×××│売　　上　×××
支払利息　　×××│受取利息　×××
減価償却費　×××│
減価償却費　×××│

つまり、損益勘定とは「決算時に費用・収益を集めて、当期純利益（または純損失）を計算するために用いる特別な勘定」なのだ（※すべての費用・収益が集まることから集合勘定とも呼ばれる）。

ここまではＯＫだろうか。
では、損益勘定の貸借差額で計算された当期純利益（または純損失）は、この後どのように処理すれば良いのだろう……続きはメルマガで

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