公式メルマガ1/8号・配信!
あけましておめでとうございます。
新年第一号の「公式メルマガ」発行しました! 今週号の内容は…
1.お知らせ
2021年度から、これまでの全国統一のペーパー試験に加えて随時パソコンで実施する「ネット試験」および企業・教育機関等に出向いてペーパー試験を実施する「団体試験」の制度が導入されます。
学習スケジュールの立て方や勉強方法に関するお悩みは、お気軽にご相談ください(^^)
2.目指せ2級合格!簿記初学者のためのワンポイント講座
今回も連結会計の続き。
支配獲得日後の連結作業で最初に行う「開始仕訳」のポイントとは?
3.編集後記
今週号のハイライト
これまで支配獲得日における連結処理を学んできたが、今回から「支配獲得日後の連結」について話を進めることにしよう。
支配獲得後の1年目以降の連結処理は「開始仕訳」からスタート!
これまで学習してきたように、連結財務諸表は親会社・子会社の個別財務諸表を単純合算するところから計算がスタートする。
そしてここが最も重要なところなのだが、当期の親会社・子会社の個別財務諸表には前期までに行われた連結修正仕訳が反映されていないという点に気を付けなければならない。
思い出して欲しい。
個別財務諸表の合算や連結修正仕訳といった連結のための一連の手続きは「連結精算表」と呼ばれる作業表上で行われることになっていたはずだ。
つまり、支配獲得日に行った資産・負債の時価評価や投資と資本の相殺消去といった連結修正は、あくまで連結精算表上で行われた帳簿外の作業だったのである。
ということは、支配獲得日に行われた連結修正は当然ながら親会社・子会社の個別財務諸表に何ら反映されていないということである。
したがって、(ここが連結で最も重要なところなのだが)これら親会社・子会社の個別財務諸表を単純合算しただけでは過去の連結作業に関する情報が抜け落ちている状態だということになる。
そこで支配獲得後の連結では前期までに行った連結修正を再度行う必要があるのだ、これを開始仕訳という。
これこそが連結の最大のポイントであり、連結は解り辛いというイメージを生む原因になっている点でもある。
でも心配しなくて大丈夫!
実際の作業は同じことの繰り返しなので、処理そのものは決して難しいものではない。
単純に「支配獲得後の連結は開始仕訳からスタートする」と憶えておけばOKだ。
開始仕訳の注意点はココ!
開始仕訳は過去に行った連結修正をもう一度行うことだが、仕訳を行う際の勘定科目に注意を払う必要がある。
具体的には資本金や資本剰余金、利益剰余金といった純資産の項目について次の勘定科目を用いて仕訳を行うケースが多い。
◎資本金 → 資本金期首残高
◎資本剰余金 → 資本剰余金期首残高
◎利益剰余金 → 利益剰余金期首残高
なぜ、〇〇期首残高のような勘定科目を用いるのだろう?
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