公式メルマガ6/11号・配信!
ここのところバタバタしていてメルマガの配信が滞っていました。楽しみ(?)にしていた方には本当に申し訳ございません。
そて、 今週号の内容は…
1.目指せ2級合格!簿記初学者のためのワンポイント講座
予定配賦と言えば「原価差異」の計算です。
特に製造間接費差異の分析は慣れないと厄介ですよね。えっ、公式を丸暗記している!?
なるほど、面倒なわけですね。
2.編集後記
今週号のハイライト
予定配賦と言えば必ず出てくるのが「原価差異」だ。
原価差異は予定配賦額と実際配賦額との差のことで、「実際配賦額 > 予定配賦額」の場合は不利差異(または借方差異)、「実際配賦 < 予定配賦額」の場合は有利差異(または貸方差異)とよぶ。
借方差異と貸方差異という呼び方がピンとこないのならば、次のような簡単な図を思い描いてもらえば以後迷うことはないだろう(※図がズレる場合はフォントを等幅に設定してください)。
┬─────┬─────┬
│実際配賦額│予定配賦額│
│□□□□□├─────┘
└─────┤
・実際配賦額の方が多い → 残高が“借方”側になる → 借方差異
┬─────┬─────┬
│実際配賦額│予定配賦額│
└─────┤□□□□□│
□□□□□□├─────┘
・予定配賦額の方が多い → 残高が“貸方”側になる → 貸方差異
原価差異の分析
材料の予定配賦によって生じる原価差異を材料消費価格差異とよぶ。その理由は次の計算式を見れば一目瞭然だ。
◎予定配賦額=予定消費価格×実際消費数量
◎実際配賦額=実際消費価格×実施消費数量
上記の二つの計算式の違いは何か……そう、予定消費価格と実際消費価格だ。
このように計算式を比較すれば、材料の予定配賦によって生じる原価差異は消費価格の違いによって生じていることが理解できるだろう。したがって、この原価差異のことを材料消費価格差異と呼ぶ。
では、労務費(賃金・給料)の予定配賦によって生じる原価差異である賃率差異はどうだろう。
これも予定配賦額と実際配賦額の計算式を比較すれば一目瞭然だ。
◎予定配賦額=予定賃率×実際作業時間
◎実際配賦額=実際賃率×実際作業時間
この二つの計算式の違いは……そう、予定賃率と実際賃率である。
よって、この原価差異の原因は賃率の違いによるものなので賃率差異と呼ぶ。
とまぁ、ここまではOKだと思う。
では製造間接費の原価差異はどうだろう。
製造間接費の予定配賦額ならびに実際配賦額は次の計算式で求めることになってる。
◎予定配賦額=予定配賦率×実際の配賦基準数値
◎実際配賦額=実際配賦率×実際の配賦基準数値
材料や労務費と同様に考えると、製造間接費の原価差異は配賦率の違いによって生じているため「配賦率差異」とでも呼ぶべきなのかもしれない。
ところが、テキストにはこのような呼び方ではなく製造間接費配賦差異と記載してあり、さらにこれを予算差異と操業度差異という二つの差異に分析すると書いてあるのだ。
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