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今週号の内容は…

1.新・簿記トラの穴

この時期だからこそ見直しておきたい!英米式決算法!!
あっ、ちなみに大陸式は今後は出題されないのでヨロシク〜(^^)ノ

2.合格ラボ!

大手スクールが開催する恒例の予想大会!
前回に引き続き第2弾の情報です。

3.第141回簿記検定で合格するぞ!!

3級講座や2級講座を改めて受講する必要は無いんだけど、どうしても解らないトコロがあるだよね〜。ソコだけを教えてもらえないかなぁ?

4.編集後記

 

今週号のハイライト

帳簿の締切方法には英米式決算法と大陸式決算法とがある。後者の大陸式決算法は長らく2級の出題範囲となっていたが、平成28年度から除外されることとなった。今後は全ての級において英米式決算法のみが出題されることになる。
日商のコメントによると、これはほとんどの企業が英米式決算法を採用しており、現実問題として大陸式決算法の需要がほぼ皆無であるための処置であるとしている。
まぁ、受験生にとっては憶えることが一つ減ったワケで学習の負担も軽くなり良いことなのだが、それと同時に帳簿の締切を絡めた応用問題が出題される可能性も高くなるので注意が必要であろう。
また、本人は英米式決算法について知っているつもりでいても、細かな処理の流れや帳簿の記入について突っ込んだ質問をすると“あやふや”な答えしか返せないという人が結構多かったりする。
最近の簿記検定では解答欄に帳簿記入を行わせる設問も増えてきており、今後もますますこの傾向は強くなるであろう。そこで今回は、今だからこそ改めて英米式決算法を見直しておくことにしよう。

 

決算は大きく分けて2つのフェーズで進行する!

一言で決算といっても、その内容は大きく「決算予備手続」と「決算本手続」の2つのステップに分けられる。
簿記検定でよく出題される試算表の作成や決算修正、精算表の作成というのは決算予備手続であり、いうなれば“決算本手続のための下準備”といったところだ。
そして、この下準備が終われば、いよいよ決算本手続となる。
決算本手続では決算振替・仕訳帳&元帳の締切・繰越試算表の作成が行われる。この時の元帳の締切方法に件の英米式決算法を用いるのである。

 

みんなが苦手な決算振替

決算本手続の処理手順を順を追って確認すると次のようになっている。

(1)収益・費用の各勘定残高を損益勘定へ振替えて当該元帳を締め切る。

(2)損益勘定に集められた収益・費用の貸借差額(当期純利益または当期純損失)を個人商店の場合は資本金勘定へ、株式会社の場合は繰越利益剰余金勘定へ振り替える。同時に損益勘定を締め切る。

(3)資産・負債・純資産の各勘定残高を英米式決算法にて締め切る。仕訳帳も同時に締め切る。

(4)繰越試算表を作成して締切が正しく行われているかどうかを確認する。

……と、ざっとこのような流れだ。
特に(1)と(2)の振替処理を苦手にしている人が多く、特に3級を学習している人にこの傾向が強いようだ。
さて、この箇所を細かく解説……続きはメルマガで

 

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