公式メルマガ3/10号・配信!

 

毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日! 今週号の内容は…

1.簿記会計ニュース

日商簿記初級試験の会場一覧が公式ウェブサイトで確認できます。
受験予定の人は要チェックですぞ!

2.真・簿記トラの穴

6月検定から追加される2級の新出題範囲のひとつ『圧縮記帳』を3分でマスターしちゃおう!
これで試験対策はバッチリ!?

3.理解度チェック&再受験のためのフォローアップ講座開講!

不得意項目の詳細な解説や具体的な解法などを、基礎から応用までの多角的な視点で学習するフォローアップ講座の受講生を募集します。
もちろん、検定受験に必須である『合格解答を作成するためのポイント』もあります!

4.編集後記

今週号のハイライト

次回の第146回日商簿記検定から新たに2級の出題範囲に加わる圧縮記帳だが、平成29年度の出題区分表によると「2級では国庫補助金・工事負担金を直接控除方式により記帳する場合に限る」とある。
新たな出題範囲の追加で不安を感じている人もいるかもしれないが、実際のところ直接控除方式による圧縮記帳の会計処理は楽勝なので安心してほしい。

 

圧縮記帳って何だろう?

圧縮記帳とは教科書的な言い方をすれば「国からの補助金などにより取得した有形固定資産について、取得原価を減額(圧縮)する会計処理」ということになるが、ここだけ読んでも正直ハテナ?という人も多いだろう。
そこで、もう少し解りすくするために具体的な例で説明してみよう。

あなたは、とある固定資産を国からの補助金を利用して購入しようとしているとしよう。
この時、受け入れた補助金は国庫補助金収入という収益勘定で処理することになる。そして当然だが、その金額の分だけ利益も増加することになる。

そしてここが最初のポイントなのだが、利益が増えるということは、その分だけ法人税も増えるということを意味する
つまり、これでは固定資産を購入するために補助金を受けとったにも関わらず、その補助金が税金として再び国に戻ってしまうことになってしまうのだ。

補助金をもらって、もらった補助金で税金を払う……こんなバカげたことをしていたのでは補助金の意味がないだろう。
そこで、国庫補助金収入として計上した収益の分を今回学習する“圧縮記帳”という手段を使って減額してしまうのである。
こうすることで補助金収入による収益を帳簿上プラスマイナス・ゼロにして、受け入れた補助金に税金が課せられることを回避するのだ。
これで補助金の全額を本来の目的に活用することができるというわけだ。

圧縮記帳とは、要は補助金収入に対する課税を回避し、補助金本来の目的を達成させるための会計処理なのである……続きはメルマガで

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