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「公式メルマガ」発行しました! 今週号の内容は…

1.目指せ2級合格!簿記初学者のためのワンポイント講座

連結会計の第一歩はココから!
支配獲得日における投資と資本の相殺消去とは?

2.編集後記

 

今週号のハイライト

会社が他の会社の株式を取得し支配を獲得することで両者は親会社・子会社の関係となる。
この支配を獲得した日を『支配獲得日』と呼び、連結会計はこの支配獲得日がスタートとなるのだ。

支配獲得日の連結の流れ

親会社は支配獲得日に親会社・子会社の個別財務諸表を合算して連結貸借対照表を作成する。もちろん、単に合算するだけではなく、合算後に「子会社の資産・負債の時価評価」や「投資と資本の相殺消去」という修正手続き(連結修正仕訳)を行わなければならない。
この一連の流れをイメージすると次図のようになる。

┌──────────┐
│親会社の個別財務諸表├┐
└──────────┘│    ┌──────┐   ┌──────┐
□□□□□□□□□□(単純合算)→│連結修正仕訳│→│連結財務諸表│
┌──────────┐│    └──────┘   └──────┘
│子会社の個別財務諸表├┘
└──────────┘

要は「個別財務諸表の合算」→「修正」→「連結財務諸表」というわけだ。

個別財務諸表の合算に関しては両者を単純に合計するだけなので難しいことは何も無い。
ポイントはその後の連結修正仕訳による修正手続きにある。中でも「投資と資本の相殺」は連結の最重要ポイントなので、しっかりとその意味と処理手順をマスターしておく必要がある。

今回は投資と資本の相殺にスポットを当てて連結の手順を確認してみよう。

投資と資本の相殺消去とは?

親会社が子会社の株式を取得した時、その取得した株式は親会社の個別財務諸表上では「子会社株式」として表示される。
一方、子会社側では上記親会社の投資に対して株式を発行してるため、子会社の個別財務諸表上では株主資本(資本金や剰余金等の勘定)として表示される。

さて、これら両者の個別財務諸表を単純合算すると連結財務諸表上には親会社の投資(子会社株式として表示)と子会社の株主資本(資本金や剰余金として表示)の両方が表示されることになるのだが、はたしてこのままで良いのだろうか?

投資とは簡単に言うと次図のような親会社から子会社への資金の移動である。

┌───┐
│親会社│「現金 100 万円を投資します」
└───┘
□□↓ 親会社から子会社へ現金 100 万円が移動
┌───┐
│子会社│「現金 100 万円を投資してもらいました」
└───┘

もちろん、これらの投資と資本は親会社・子会社のそれぞれの個別財務諸表上では子会社株式や資本金という勘定で表示されることになる。

しかし親会社・子会社を一つのグループにまとめたさい、投資と資本はグループ全体の視点からみると単にグループ内で資金が移動しているだけに過ぎないのだ。
したがって連結財務諸表を作成する際には、これら投資と資本を相殺消去する必要があるのである……続きはメルマガで

 

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