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今週号の内容は…

1.新・簿記トラの穴

今回は商品売買の新出題傾向について!
あれっ、これはどこかで見たことがあるような……

2.合格ラボ!

学習に対するモチベーションが上がらない……そんな時には先輩達のエールが元気づけてくれるハズ!!

3.第141回簿記検定で合格するぞ!!

3級講座や2級講座を改めて受講する必要は無いんだけど、どうしても解らないトコロがあるだよね〜。ソコだけを教えてもらえないかなぁ?

4.編集後記

 

今週号のハイライト

平成28年度以降の簿記検定2級において、「でんさい」や「クレジット売掛金」に次いで重要な要素となるのが今回話しをする「商品売買取引の処理」だろう。
これまで検定試験では商品の販売時には売上原価を把握せずに、決算整理事項として件の「し・くり・くり・し」という売上原価算定のための処理を行なっていた。
しかし、このように年単位で売上原価を把握する処理というのは実のところ企業においては一般的ではなく、実務では損益管理の観点から次のように処理することが多い。

◎商品の仕入時→仕入勘定ではなく、商品勘定に記入する。
◎商品の販売時→売上を計上すると同時に、そのつど商品勘定から売上原価を売上原価勘定へ振り替える。

つまり月次で取引を把握することによって、売上(収益)と売上原価(費用)を照らしあわせて経営活動に役立てようというわけだ。
来年度からは従来の分記法や三分法の決算修正に加えて、このような新たな商品売買の処理が加わることになるので注意が必要だ。とはいうものの、新たな勘定科目を憶える訳でもなく、また、月次特有の会計処理が追加される訳でもないので心配する必要はないゾ。

 

販売のつど売上原価勘定に振り替える方法

それでは具体的な例題でその会計処理を確認してみよう。なお、検定試験では以下の例題のように問題文中に「商品売買に関し、販売のつど売上原価を商品勘定から売上原価勘定に振り替える方法によって記帳している」という一文が添えられる。

[例題]

(1)商品¥100,000(@¥1,000×100個)を掛けで仕入れた。なお、当店では商品売買に関し、販売のつど売上原価を商品勘定から売上原価勘定に振り替える方法によって記帳している。

(借方)商 品 100,000 /(貸方)買掛金 100,000

★仕訳ポイント:問題文中に「売上原価を商品勘定から売上原価勘定に振り替える」とあるので、仕入時は仕入勘定でなく『商品』勘定で処理すること。ついついいつものクセで仕入勘定を使ってしまうという凡ミスを犯さないよう注意しよう!

(2)上記の商品のうち、20個を@¥1,200で販売し、代金は掛けとした。

(借方)売掛金  24,000 /(貸方)売 上 24,000
(借方)売上原価 20,000 /(貸方)商 品 20,000

★仕訳ポイント……続きはメルマガで

 

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