公式メルマガ11/27号・配信!

毎週金曜日は「公式メルマガ」発行日!
今週号の内容は…

1.新・簿記トラの穴

あなたの勉強方法は大丈夫?
本格的な学習をスタートする前に再チェック!!

2.合格ラボ!

お薦めのテキスト・問題集は?

3.第142回簿記検定2級合格目標!短期集中講座のご案内

2月試験での2級合格を目指して!
短期集中でガンバロー!!もちろん、メルマガ読者特典あり(^^)b

4.編集後記

 

今週号のハイライト

先日施行された第141回日商簿記検定で、特に2級においては第1問の仕訳問題や第2問の帳簿記入が解けなかったという報告をネット上のSNSや掲示板で数多く見かけた。その一方で、仕訳も解けたし帳簿記入も問題なく解けたという人も大勢いる。
両者の違いは一体どこにあったのだろう?

 

使っている教材や学習環境は皆同じ

両者に差がついたのは使っている教材が違っていたからだろうか?
いいや、そんなことはない。
解けた人も解けなかった人も、皆同じような市販の(または資格スクールの)教材を使っている。

では、資格スクールに通っているとか独学といった学習環境の違いによるものだろうか?
独学で解けた人もいれば、スクールに通っていて解けなかった人もいるので、これも違うようである。

解けなかったという人も過去問題集や予想問題集を十分に練習したうえで試験に臨んでいるようなので、一概に練習不足という訳でもないようだ。

このように、単に使っている教材や学習環境の違いで今回の試験の明暗が別れたとは考え辛い。
一体全体、両者の何が違っていたのだろうか?

 

両者を分けた違いとは

両者の違いはズバリ、勉強法である。
簿記の勉強といえば「習うより慣れろ」という言葉があるように、昔から繰り返しによるパターン学習が定番だ。もちろん、この学習方法が間違っているワケではない。というか、むしろこれをやらずして簿記の勉強は有り得ない。
ところがここに大きな落とし穴があって、パターン学習では同じような問題を繰り返し反復練習するものだから、多くの受験生が何の疑問を持たずに仕訳や解き方を安易に丸暗記してしまうのである。

このパターンの時は、とにかくこの仕訳。
このパターンの時は、とにかくこの計算式。
このパターンの時は、とにかくこの解き方。

このように何も思考することなく(疑問に感じることなく)、やり方だけを丸暗記してしまうのだ。
お馴染みの「し・くり・くり・し」といった語呂合わせなどはこの最たるもので、この仕訳の意味を考えずに単に丸暗記している人の多いこと多いこと!

事実、一昔前までは3・2級であれば本試験の出題もパターン化されていたため、問題集さえ繰り返しこなしていれば合格できた時代があった。
ところが、ご存知のようにここ数年は出題傾向も変わり、単純な暗記学習では歯が立たない内容となってきている。
それこそ、上記の語呂合わせで「売上原価を算定する仕訳=し・くり・くり・し」なんて丸暗記していたのでは、ちょっとした応用問題を出題されただけでパニックになってしまうのだ。
一時期、本試験で「売上原価を売上原価の行で計算すること」なんて出題が連続して出題されたことがあったのだが、この時に「し・くり・くり・し」しか暗記していなかった人が大騒ぎしていたことを思い出す。
もちろん、売上原価算定の仕訳の意味をきちんと勉強していた人は慌てることなくこれを解くことができた。

もうお気づきだろう。
解けない人と解ける人の違いとは、安易な暗記学習で勉強した気になっている人と、仕訳や会計処理の意味を考えながら勉強している人との違いなのである。

同じ教材を使っていても、単に解き方を憶えた人と「なぜ、この仕訳(処理)になるのか」を考えながら解いた人とでは雲泥の差が生じる。
試験ではこの差が両者を分けたのである……続きはメルマガで

 

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